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2008年06月27日(金) 3回まわってワンと言え!        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 「3回まわってワンと言え!」

 なんと古典的なフレーズだろうか。この言葉を聞くのは何年ぶりだろうか。よもやこんなところで出会うとは思わなかったのである。産経新聞のWEBサイトから引用したい。

女生徒に「3回まわってワンと言え」 セクハラ教諭が100万円支払う2008.6.27 00:02
 大阪市立中学の剣道部顧問の男性教諭(44)が、女子生徒に「3回まわってワンといえ」などと命じてセクハラや体罰を繰り返したとして、元生徒3人が教諭と市に損害賠償を求め、大阪地裁が慰謝料の支払いを命じた訴訟で、市が控訴を断念、3人に慰謝料計約100万円を支払っていたことが26日、分かった。
 市はこれまで教諭を擁護していたが、主張を一転。
「セクハラや体罰があったと判断せざるを得ない」として、今月末に教諭を懲戒処分する。
 市教委が元生徒の被害状況を把握してからすでに約4年が経過しており、聞き取り調査の甘さが露呈した格好だ。
 判決によると、剣道部に所属していた20代の元生徒3人は平成8年ごろ、練習中に教諭から日常的に竹刀や太鼓のバチで殴られたほか、下着姿にさせられ、抱きしめられるなどの被害を受けた。
 また、個別指導として個室に部員を呼び、「3回まわってワンといえ」などと命じられた。
 市教委は十数回に渡る教諭からの事情聴取などをもとに元生徒の主張を否定。しかし大阪地裁は複数の部員らの証言から「教諭の供述は不自然で不合理」と判断、計500万円の損害賠償請求に対して、市に100万円の支払いを命じた。
 産経新聞の取材に対し、男性教諭は「弁護士と相談中のためコメントできない」と話した。


 この「3回まわってワンと言え」という罰は、オレがまだ小学生くらいの頃に子どもの間の遊びの中で使われていたような記憶がある。まさか今でも生き残っていたとは驚きである。もう完全に死語になったと思っていたからだ。

 記事によるとこの剣道部の顧問の男性教諭は、日常的に体罰やセクハラを続けていたという。平成8年のこととあるからもう12年も前の話である。かなり昔のことが裁判になってるのだが、オレが不思議なのはどうしてそんなに時間が経過してから訴訟が起こされたかということなのだ。なぜ事件の直後に問題にされなかったのか。あるいはそのころは問題にしにくい風潮があったのか。そうしたセクハラや体罰がもっと日常的に存在していて、多くの部員たちがその教師の被害に対して泣き寝入りしていたのか、そんなことをオレは思ったのである。

 その「3回まわってワンと言え!」というフレーズはおそらく複数の生徒から同様に得られた証言に含まれていたのであろう。密室の中の出来事とはいえ、そんな特徴的なフレーズはおそらくみんなが覚えていたはずである。女子生徒を四つんばいにさせてぐるぐる回らせ、その上で犬の鳴き真似をさせるこの屈辱的な体罰をこの中学教師が行っていたのなら全くもって許せないことである。しかも下着姿にして抱きしめるなどの変態行為も行っていたのならとうてい教師として許し難い。

 大阪市は被害にあった3人のもと女子生徒に対して合計100万円の損害賠償を支払ったという。オレが気になるのはその賠償金の出所である。それはこの問題教師が支払うのか、それとも大阪市が支払うのか。どうでもいいことのようで、やはり気になってしまうのである。それは問題教師を雇用した側である大阪市の責任なのか、、問題を起こした教師が個人的に支払うべきモノなのか。


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