江草 乗の言いたい放題
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2008年05月30日(金) オレは毎日新聞をとことん罵倒する        ブログランキング投票ボタンです。いつも投票ありがとうございます。m(_ _)m 携帯用URL by Google Fan

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 ゼニを出してまで読みたくない新聞、それは毎日新聞である。もっとも昔からそうだったわけではない。たとえばかなり前のことだが、毎日新聞には海老沢泰久の連載「ゴルフが好き」や宮城谷昌光の小説が掲載されていて、オレはけっこうそれを楽しみに読んでいた。ただ、最近の毎日の情けなさは目を覆うばかりである。たとえば阪神の投手を「ボーグル損」とこきおろす駄洒落ばかりのスポーツ面はどう考えても品位があるとは思えないし、 4月15日の社説では、指定された日までに入学金の支払いを行わなかったからという正当な理由で入学式の出席を認めなかった学校を責めているのである。それもまたオレにはとうてい納得できるモノではない。「こんなひどい内容の新聞、ゼニを払ってまで読みたくない」というのがオレの本音である。毎日新聞の記者たちには猛省していただきたい。オレがゼニを払ってでも読みたくなるようなまともな内容にしてくれといいたいのだ。

 毎日新聞、5月29日付の大阪版もひどかった。その経済面で紹介されていたのは三菱重工業、ローム、凸版印刷、三井物産などの企業が共同出資してる照明用有機ELパネルの会社を設立するという報道だったのだが、その記事の中でも特に大事な部分に誤植があったのだ。この事業になくてはならない中心人物、他でもない有機EL研究の第一人者である山形大学の城戸淳二教授のお名前の漢字を、その記事は間違えていたのである。なんということだ。




 オレにとって、この城戸教授は盟友とも言えるべき人物である。(勝手に盟友にしてスミマセン、城戸先生m(_ _)m! ) それは以前にたこ焼きを巡ってオレが 2008年2月23日の日記で産経新聞を罵倒したときに、オレと同じくたこ焼きを愛する者としてご自身の日記に応援のメッセージを書いてくださったのである。それ以来、オレは勝手に心の中で城戸教授のことを盟友と思っているのである。(←こんなガラの悪いオッサンから勝手に盟友などと思われることはある意味迷惑なことであるが)
 
 その城戸教授のお名前を間違って書くとは不届き極まりない行為である。毎日新聞はどうやってこのオトシマエをつけるのだろうか。やはり社長自ら米沢まで菓子折持参で赴いて、丁重にお詫びするしかないと思うのである。断じて電話一本で済ませてはならないのである。

 不幸にもこの誤植は大阪版の紙面に於いて発生してしまった。(他の地方がどうなってるのか、オレには確かめる術がないのでわからないが・・・)それは大阪が城戸教授の出身地であったことである。きっとこの日の新聞を城戸教授のかつての同級生たちも読んだことだろう。そして「木戸」という名前を見て、全く気にもとめずに読み飛ばしたかも知れないのである。せっかく旧友の近況を知ることができたチャンスがその誤植のために奪われたかも知れないのだ。「木戸」という文字を見て「ははーん、これは誤植だな」とみんなが思ってくれればいい。しかし、多くの方が「何重にもチェックを受ける新聞に誤植などはあるはずがない」と思っているわけで、その誤植の文字をそのまま信じて「へーっ、有機ELの研究者には木戸さんという方も居るんだ」と理解した人もいるはずである。少なくとも毎日新聞は一刻も早く大きな記事で、その誤植の謝罪広告を出すべきである。なんなら全面広告にしてもいいくらいだ。誠実なお詫びというのはそういうものだと思う。
 
 もちろんこのオレも変換ミスをしないわけではない。読者の方からメールでの指摘を受けてあわてて直すこともしばしばある。ただ、人名のミスだけは絶対にないようにと特に気を付けている。それが当然のことだと思っている。オレのような無責任な暴言コラムでさえも名前のミスは重大なことだと思っているわけである。天下の公器である新聞でこのミスは困るだろうとオレは思うのである。

 スポーツ面であれこれ頭をひねって駄洒落を書くのもけっこうだが、そんなことよりももっと基本的な部分での新聞のあり方を見つめ直すべきではないのか。読者に笑われるようなくだらない社説を載せて平気だったり、有機ELの世界では世界の第一人者である城戸教授を知らないような無知な記者に経済面の記事を書かせているのである。この惨状に対してもっと危機感を持って欲しいと思うのである。
 
 さて、この件に関して毎日新聞社は社として正式に社長自ら米沢まで出向いて城戸教授に謝罪するのだろうか。以後の経過がどうなるのか、 城戸教授のブログを毎日読みながら確かめたいぜ。


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