2008年05月24日(土) |
堺のパンクジジイ |
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パンクジジイと言っても、ロックを愛するミュージシャン老人じゃない。文字通りのパンクジジイである。パンク・・・自転車のパンクを愛してやまない老人のことである。そんなパンクジジイが堺にいたのである。オレはこの新聞記事を読んですぐに日記タイトルを「パンクジジイ」に決めたのである。毎日新聞のWEBサイトの記事を引用しよう。
器物損壊:自転車をパンク「100件超やった」 容疑の70歳男逮捕−−堺
大阪府警北堺署は22日、自転車のタイヤをパンクさせたとして、堺市北区新金岡町1丁、無職、坂本進一容疑者(70)を器物損壊容疑で逮捕したと発表した。坂本容疑者は「違法駐輪に腹が立ち、懲らしめようと思った。違法駐輪が減ると思い、2、3年前から100件以上やった」と容疑を認めている。
調べでは、坂本容疑者は20日午後4時20分ごろ、自宅近くの歩道に駐輪中の同区長曽根町の無職男性(70)の自転車の後輪を、持っていたマイナスドライバーでパンクさせた疑い。
3回被害に遭った近くの男性会社員(43)が現場周辺の公園から見張っていたところ、坂本容疑者が駐輪中の自転車4台を次々とパンクさせているのを目撃。後を付けて自宅を見つけ、警察に通報した。【久保聡】毎日新聞 2008年5月23日 大阪朝刊
なんと事件はオレのよく知ってる場所で起こったのである。またこのパンクジジイも自宅のすぐ近くでこの迷惑行為を起こしていたのである。このジジイが「違法駐輪を減らしたい」と思うこと自体は間違ってはない。しかし、その表現の仕方が間違っていたのである。その方として、まさか違法駐輪の自転車をパンクさせまくることであったことにオレは大いにあきれている。
ただ、今回の事件の解決が、被害者からの逆襲であったことも興味深い。そのジジイの犯行場所がおそらくは自宅近くに限定されていたことが理由で、被害者もまた同じ場所に駐めていた同じ人たちになってしまい、必然的に何度もパンクさせられた人が生まれたわけで、被害者はすぐに「何者かが故意にパンクさせている」ということに気がつくわけだ。それで今回たまたま目撃者が被害者であったために、冷静に尾行して家を突き止め、検挙に至ったのである。オレはその犯人逮捕をもたらした会社員の方の功績を「お見事!」だと思うが、もしもオレが同様の被害に遭っていれば、必ず同じことをしただろうと思うのである。犯行の発生する時間帯を予想しておとりの自転車を放置し、そして現場を遠巻きにしながら犯人の出現を待つ。そんなふうにして捕まえただろうと思うのだ。
このパンクジジイはこれまでに100回以上この犯行を行ったという。原因不明の謎のパンクをさせられた人たちは、被害にあった自転車のパンク修理代を返してもらえるチャンスが生まれたのである。このパンクジジイが器物損壊の罪を問われることはもちろんだが「故意にパンクさせた修理代、しっかり払えよ」とオレは思うのだ。人騒がせなパンクジジイ、案外こんな老人は日本中にいそうである。
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