2008年03月29日(土) |
TBSは会津に謝罪せよ! |
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ブログランキングの投票いつもありがとうございます。1位が目標ですのでよろしくお願いします。桜の季節に間に合わせようと思って完成を急いできました秘密の京都ですが、このままだと桜が散ってしまうので急遽公開します。未完成部分は追って完成させますので。
会津の人たちにとって、戊辰戦争というのは自分たちの住む土地が戦場になったという意味で人々の記憶にしっかりと焼き付けられているのである。それは今も変わらず、会津若松市民にとって、戦争といえば太平洋戦争ではなくて戊辰戦争のことになるのだ。京都の人にとっての戦争が応仁の乱までさかのぼるように。
今でも会津と長州はそのときの因縁で仲が悪く、昭和61年に萩市が会津若松市に対して、「もう120年も経ったので・・・」と会津戦争の和解と友好都市の締結を申し入れたところ、会津若松市の側は「まだ120年しか経っていない」とこれを拒絶したそうである。真偽のほどは定かでないが、会津若松では、ただ山口県人という理由だけで宿泊を拒否したり、タクシーの乗車を拒否したりすることがあると言われているという。さすがにそれは冗談だろうとオレは思うが。自分の身内を長州藩の連中に辱められたという記憶があれば、決してそんなことが起きないとは言えないだろう。
さて、その戊辰戦争で会津若松城が開城した理由がTBSの歴史クイズ番組で出題されたのだが、その正解に対して会津若松市民が激怒したのである。以下、アサヒコムの記事を引用しよう。
会津若松市、TBSに抗議 戊辰戦争「糞尿たまり開城」2008年03月28日20時20分
福島県会津若松市は28日、TBSが2月に放映した歴史クイズ番組の「正解」が、「視聴者に誤解を与え、会津人の心情を踏みにじった」などとして、同社と番組制作会社に抗議文を送ったと発表した。謝罪と訂正を求めている。
問題としているのは、2月16日夜に放送された「歴史王グランプリ2008まさか!の日本史雑学クイズ100連発!」。この中で、戊辰戦争の際に旧幕府側が会津若松城を明け渡した理由を問うクイズの正解が「糞尿(ふんにょう)がたまり、その不衛生さから」と紹介された。
市によると、放送前に内容を知り、再三見直しを要求したが聞き入れられなかった。放送直後からは「抗議すべきだ」とのメールが市民から殺到。市議会からも毅然(きぜん)とした対応を求める声が出たという。
市側は抗議文で「開城は、同盟諸藩の降伏で他藩の応援の望みが絶たれたことや、籠城(ろうじょう)による物資の枯渇など様々な要因が重なったためだ」と番組の正解を批判。同日記者会見した菅家一郎市長も「義を貫く会津武士道に生きた先人と若松城を郷土の誇りとしてきた、すべての会津人の心情を踏みにじるものだ」と怒りをあらわにした。
一方、TBS広報は「抗議文の内容が確認できておらず、コメントできない」と話している。
さて、このクイズの出題者はどんな根拠からそのような問題を作成したのだろうか。どの本にそのような事実が記載されてるのだろうか。会津若松市民の抗議ももっともなことだが、大切なのは「事実は何か」ということである。それが事実なのだとしたら市民の抗議が間違っていたということになるし、クイズの正解が間違いなら市民の怒りは正当だったということになる。一番大切なのは「事実とは何か」ということなのだ。」
ただ、会津若松氏市側が堂々と抗議したということは、おそらくそうではないという確証があり、その上でいいかげんな問題を出題した番組制作者、もしくはTBS側からの謝罪を引き出したいということなんだろう。TBS側はこの問題をどうとらえていたのだろうか。放送前に抗議があったということから、少なくともTBS側はこの問題に関して市民が不快感を覚えることを認識しており、その上で開き直って放送したのである。
白虎隊の悲劇を知るなら、義に生きた会津藩士のその心情を理解できるはずである。、そんな立派な会津藩士たちがたかだかウンコの臭さくらいで音を上げるはずがないじゃないか。そう考えたときにこのクイズをねつ造したクイズ作家の行為に対してオレは激しい怒りを覚えるのである。こんなクソみたいな問題で、歴史を超えて生きる会津藩士たちの魂をも踏みにじったのである。これは断じて許せないのである。
TBSは今すぐに会津若松の人たちに謝罪すべきであり、クイズで間違った知識を広めてしまったことのお詫びに、今すぐに会津の人々を主人公にした歴史物のドラマを制作して、そこで誤りを正すべきである。
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