2007年10月29日(月) |
おまえらそのゼニ何に使ったんや? |
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読者の皆様へのお詫び
引用記事中のアサヒコムの記事の中で、給食費を支払ってる生活保護世帯数が当初5600となっていたのを5万6000と訂正しています。これは元記事が最初に間違った数字を記載していたものをそのまま引用したために実際の3%が3割ということになってしまいました。アサヒコムの記事は現在訂正されておりますので、こちらも訂正いたします。なお3割が3%であったとしても、日記そのものの趣旨は変わりませんし、あくまで生活保護費が本来の目的で使われていないことを糾弾するのが日記の趣旨ですので、本コラムは数字の訂正にとどめております。以上の趣旨、ご理解をお願いします。
オレは以前から生活保護費の現物支給を訴えてきた。食費の一部として米や味噌を配給し、公営住宅に住んでもらって家賃分は支給する前に天引きしというふうに必要な分だけを支給する制度である。ゼニをそのまま渡せば何に使われるかわからない。偽装離婚して生活保護費を受給してパチンコ三昧の生活を送ってるようなおばはんは詐欺罪でとっつかまえるべきだと思ってるし、少なくともその原資が税金であって、他の勤労者が納付したゼニを使わせてもらってるという事実を保護を受給する者は忘れてはならないと思うわけである。ところがこんなひどい実態が明らかになった。
生活保護世帯の家賃・給食費、滞納防止へ「天引き」促す2007年10月28日06時05分
生活保護費として支給された学校給食費、公営住宅家賃、介護保険料の一部が納付されていない実態が会計検査院の調べでわかった。05、06年度の2年間分について、全国の約1割の福祉事務所でサンプル調査した結果、給食費の未納者は3%を超え、家賃や保険料と合わせると計5億5000万円になる。検査院の指摘を受けた厚生労働省は都道府県などに対し、福祉事務所による代理納付制度の活用などを求めた。しかし、代理納付は事実上の差し押さえになるため、100万を超える生活保護費受給世帯への影響は大きく、導入には慎重な意見もある。
生活保護費の一部である給食費や家賃などは、受給者が必要とする金額の実費を福祉事務所が支給し、受給者本人が納付するのが原則となっている。一方、代理納付は、福祉事務所が「天引き」し、本人に代わって支払う制度で、06年4月から受給者の同意を得なくても事務所の裁量で実施できるようになった。
検査院は、全国1242の福祉事務所のうち、約1割の126カ所で抽出調査を実施し、教育扶助の一部として学校給食費を受給している5万6000人、住宅扶助を受けて公営住宅に入居している9万世帯、生活扶助に介護保険料加算を受けた15万人について調べた。
その結果、学校給食費は3%にあたる1800人が総額4200万円を、公営住宅家賃は9.7%の8800世帯が同4億4900万円を、介護保険料は4.5%の6800人が同6500万円をそれぞれ納めていなかった。厚労省は「何に流用されているかは調査をしないとわからない」という。
検査院は厚労省に対し、徴収する学校や担当部局と福祉事務所との連携が不十分だったため、納付状況が把握できておらず、指導も行き届いていなかったと指摘。必要に応じて代理納付制度を活用するよう求めた。
これを受け、同省は今月5日付で各自治体に制度の活用などを求める通知を出した。代理納付の実施状況についても調査を始める方針だ。
ちゃんともらってる給食費を納めていないヤツが3%もいるのである。家賃を払っていないヤツが1割いるのである。これはあまりにもひどいじゃないか。オレはこういう連中はたいていそのゼニを携帯電話代に使っていたりパチンコで浪費していると推測する。「何に流用されてるかはわからない」なんて悠長なことを言ってる場合じゃないだろう。すぐに実態調査し、不正受給が明らかになればすぐに支給を打ち切りこれまでもらった分を返還させ、場合によっては詐欺罪で告発すべきだろう。
代理納付制度も「なぜやっていないのか!」とオレは逆に驚いている。公立学校の先生から聞いたことがあるのだが、修学旅行費の補助とかの形で就学援助金として出るゼニを親が勝手にギャンブルなどに使い込んでしまうので、支払ってもらえずに学校は困るがかといって修学旅行に行かせないわけにもいかず困ってるとあった。自治体が直接学校にそのゼニを払ってくれれば問題ないのだが、一旦親に支給するためにその親が「よし、これをもとでにパチンコで増やして!」などと余計な事を考えて結局全額なくなったりするのである。ひどい話だがこうした実態が事実なのである。
これが「事実上の差し押さえ」であるから「導入には慎重な意見」とあるが、なぜ慎重になる必要があるのか。少なくとも生活保護費が本来の目的で使われていないのは明らかなのである。それを正そうとすることになぜ「慎重」である必要があるのか。そういうことを主張するヤツに限って不正受給者とグルになっているのである。おまえが自分のゼニで助けてやれよとオレは言いたくなる。
少し不便で駅から遠いところにあったり老朽化しているURの賃貸住宅には空き室が多いのだが、生活保護受給者を入居させるのに活用されていない。空き室のままこれらが放置される一方で、駅に近くて便利で家賃の高いところに生活保護受給者が入っていたりするのである。極端な場合、便利なところにある持ち家に住んでいたりするのである。そうした矛盾がオレには納得できないのだ。限られた財源を有効活用するためにはどうすべきかをもっと考えるべきだろう。同じ金額でどうすればより多くの方に生活保護を受給させることができるのかと。
そして、就労させるための自立支援も必要である。もらったゼニをギャンブルやパチンコに浪費してるような連中が「働いて自立」なんてできるわけがないだろう。まず「今もらってるゼニの使い道」をチェックすることが、生活を建て直すための第一歩ではないのかとオレは思うのである。だから以前にオレはもらったゼニの使途を明示させるための「家計簿提出、レシート添付」というプランを書いたのである。
貧しくても生活保護を受給できずに苦しんでる方もたくさんいる。その意味では保護受給者はいちおう「生活の安定」を手に入れているはずである。ところが給食費を払わない者が3%もいるなんてオレは正直言って驚いたのである。いったいゼニを何に使ったのか。どういう生活をしているのか。もしかしたら不正受給者というのは思ったよりもはるかに多いのか。そんなことをオレは想像してしまうのである。
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