2007年10月11日(木) |
その女子高生、凶暴につき |
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女性の放火犯といえば、江戸時代なら「八百屋お七」、現代なら「くまぇり」だが、ここに新たな放火犯の女性が登場したのである。名前は出ていないのでとりあえずここでは女子高生Aとしよう。女子高生Aは17歳の高校2年生、2年前(つまり15歳)から15歳年上の男性と付き合っていた。男性側からみればまぎれもなく淫行である。しかし、二人は最近うまくいってなかったのである。それでこのような惨劇になったのだ。
放火:大阪の高2少女逮捕 東京の交際男性宅燃やす
交際していた男性の自宅マンションに放火したとして、警視庁少年事件課は10日、大阪市中央区の私立高校2年の少女(17)を現住建造物等放火容疑で逮捕したと発表した。少女は「(男性宅に)アダルトDVDや、他の女性の名前が書かれたメモがあったので、イライラした」と供述、容疑を認めている。
調べでは、少女は9月20日午前8時ごろ、東京都杉並区和泉4のマンションにある男性会社員(32)方で、室内のごみ箱にあった菓子の空き箱などにライターで火をつけ、同室約17平方メートルを全焼させた疑い。男性は外出中で、少女が腕や腰に軽いやけどを負った。
2人は2年前から大阪府内で同居していたが、男性が今年4月に東京に転勤となり、少女が東京と大阪を行き来していた。別れ話が出たため、少女は事件前日も台所でアダルトDVDを燃やす騒ぎを起こしたという。少女は「大変なことをした」と反省し、男性も「彼女の気持ちもあるので結婚しようと思う」と話しているという。【曽田拓】毎日新聞 2007年10月10日 12時28分
マンションを燃やされた男性は悲劇だが、オレがこの事件を知って思うのはこの女子高生Aがあまりにも男性の生態を知らないことである。まず遠距離恋愛になったことに関してだが、そういう状況になった場合、男性は99%浮気をする。浮気をしないのは特にモテない男性と特に女性を強く愛している1%の男性だけで、残りの99%は浮気をするのだ。だからこの男性の部屋に浮気を推測させるようなモノが存在したとしても仕方がないのである。それを防ぐにはもうべったりとそばにいるしかないのだ。
そしてもう一つ気になったのは、この女子高生AがアダルトDVDを燃やしたという点である。おそらく彼女は部屋に存在するアダルトDVDを発見して「わたしという恋人がありながらこういうものに興味を持つなんて許せない!」と思ったのだろう。しかし、32歳の独身男性が一人暮らしをしているのである。その部屋にアダルトDVDやアダルト雑誌やアダルトビデオや裏本や南極2号があったとしてもそれは当たり前なのだ。独身男性とはそういうものなのである。Hな本をただの一冊も所有していない成人男性がこの世にいるだろうか。そんなものに全く興味がないという男性がいれば、オレは逆に医師にかかることを勧める。つまり、Hなものに興味があるというのが成人男性にとっては当たり前のことであり、彼の部屋で発見したアダルトDVDは彼が正常な性機能を持つ男性であるということの証拠である。そんなものにいちいち目くじらを立てるのは間違っているのだ。ないことの方が大変なことなのだ。そんなモノを見つけても気が付かない振りをして上げるのがいいのだ。これは世の中の女性すべての対してオレが言いたいことでもある。エロ本は男の宝物であり男のロマンの玉手箱である。それを発見されたからと「変態」呼ばわりされることは、たいていの男性にとって心外である。喜ぶのはコトバで攻められるのが好きなマゾ野郎だけだ。
しかしオレは「こんなHなものを観てるなんて許せない」と怒ってそれを焼いてしまう女を逆にかわいい女だと思う。少なくとも「うわっ!面白そうだね。一緒に観ようよ」と興味津々の変態女よりも、「あなたがこんなのを観てるなんてわたし悲しくて耐えられない・・・」と泣く女の方が初心(うぶ)でいいじゃないかと思うのである。
オレがもう一つ驚くのはこの男性の優しさである。自分の部屋を放火で全焼させたというのに、「彼女の気持ちもあるので結婚しようと思う」と発言している点だ。オレは臆病なのでこんな衝動的行動に出る女と一緒には居られない。いつ勘違いして刃物で刺されるかも知れないからだ。眠ってる間にブスリとやられたらたまらない。ただの女友達と話していても「浮気」と勘違いされて殺されるかも知れないのである。そんなリスクを避けるのが普通の人の行動である。
ところがそうした一連の行動も「彼女の気持ちもあるので」とさらりと言ってのけるこの男こそ、男の中の男であり、この危険な女を幸せに出来る唯一無二の存在なのかも知れない。オレはこのお二人に対して「お幸せに」と言うしかないのである。頑張って愛を貫いてくれ。そして頼むからオレの隣人にはならないでくれ。延焼でこっちまでやられてはたまらないからなあ。
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