2007年05月31日(木) |
ガソリン上げすぎなんじゃボケ! |
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来月からまたガソリン代が値上げされるという。とりあえずオレは月末に満タンにしてしのぐつもりだが、それにしてもこう毎月毎月値上げを続けてるのはやりすぎじゃないか。なんでそんなに上げないといけないのだ。オレはどうも納得がいかないのである。原油価格はどちらかというと落ち着いていて一時の暴騰時からはほど遠い値段である。そのときは確かにガソリン価格は上昇したがすぐに落ち着いた。その時と比べてはるかに原油価格は下がっている。それなのになぜこんなに上げるのだ。しかも元売り各社がまるで談合でもしているかのように足並みを揃えてきているのだ。これは悪質な価格カルテルが結ばれてるのではないのか。そんな卑怯なことをオレは許さない。
直近でオレが入れた値段はハイオク137円である。これが安いのか高いのかわからないのだが、少なくともオレが通勤している経路付近のスタンドの中では最も安いと思って給油している。オレはエネオスカードの愛用者なので、もちろんエネオスのセルフのスタンドである。給油した分はポイントになるし、クレジットカードを利用したお買物の分も点数になって、そのポイント分で無料給油できるので実際のコストはもう少し安くなるかも知れないが、それでも高いとオレは感じているのである。
ガソリンががんがん上がるということで、元売り各社の利益も拡大する。ガソリン代の値上がりと同じく右肩上がりで新日本石油の株価も上昇している。こういう材料で買いに入らなかった自分の判断力のなさを悔しく思う。
世界の趨勢を考えたとき、CO2排出抑制効果を上げるためにガソリン代値上げというのは有効である。極端な話だが、ガソリン代が今の10倍になればあまりにももったいなくてクルマで通勤する人などよほどの金持ちでない限りいなくなるだろう。もしも政府が本気でCO2削減に取り組むつもりならば、ガソリン価格をどんどん吊り上げればいいのである。クルマを利用する人は激減し、京都議定書の目標はたちまち達成されるだろう。しかし、そんな政策を政府が打ち出すわけがない。というのはクルマが売れなくなってしまえば日本の基幹産業が崩壊することにつながるし、わざわざ政治献金をたんまりとはずんでもらってる相手に対して不利な政策を押しつけることは絶対にないとオレは思うからだ。
今のような小幅ずつの上昇なら、ドライバーの多くは「一過性のもの」と思っていてさほど危機感は持っていないのかも知れない。もしも一過性のものではなく、これからもガソリン代は限りなく上がり続ける・・・となればみんな争ってクルマを手放すだろう。そうなると日本の基幹産業がダメージを受けてしまう。だったらガソリン価格の安定は今の日本にとって必要なことではないのか。そのあたりがオレにはどうもわからないのだ。
そこに今度はバイオエタノールの混入である。ガソリン純度100%よりもパワーが落ちるらしい。そんなことになると手間暇掛かる分ますますガソリン価格が上げられそうである。本当に日本の基幹産業である自動車産業を守りたいのならば、元売り価格を上げられてもガソリン代が上がらないように税金の取り分を減らせばどうなんだ。そうすれば少なくとも価格は安定させられる。取りすぎたガソリン税自体が余っていて、一般財源化の話まで出てきているくらいである。そういうゼニを回してくれとオレは思うのだ。これ以上ガソリン代を上げさせるな。今でも高すぎてオレは困ってるんだぜ。
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