2006年11月22日(水) |
煎餅を喰って銚子電鉄を救え! |
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利根川の河口近くにある街、銚子は古くから漁港として栄えた街である。今でも鰹・鰯・秋刀魚を中心に全国屈指の水揚げ高を誇る。そしてもう一つ銚子は醤油の生産でも有名だ。そんな銚子を走るローカル線の私鉄がある。それが銚子電鉄だ。大正12年に開業した銚子電鉄は、外川漁港で水揚げされた魚の運搬を目的として当初は敷設されたのである。今は犬吠崎への観光客の足となっている。全線の所要時間は19分で、電車はレトロ調だ。そしてローカル線の常として、この銚子電鉄もまた経営存続が危ぶまれる状況にある。
現在の運転回数は1日72本(36往復)で、1日約1,800人が利用している。所有する車両は6両だが、動くのは5両だけだ。この銚子電鉄は鉄道部門の年商が1億1000万円程度ほどしかないのだが、1997年に打ちきりになった国からの補助金分を稼ごうとして売り出した「ぬれ煎餅」が大人気なのである。この「ぬれ煎餅」はなんと年商2億5000万円にもなっていて、鉄道の赤字は煎餅の黒字が補ってきたのだ。しかし、その経営努力ももう限界に達してた。車両の修理費用がほとんど無い状態なのだという。自動車で言うところの車検に当たる定期点検に出す費用がもうないのだ。このままでは元旦の輸送に支障を来すという。もしもその点検を受けさせれば今度は社員の給与も払えなくなってしまう。そうした絶体絶命の状況に今銚子電鉄は追い込まれているのである。
たったの2億や3億で救えるのなら、金持ちに助けてもらえばいい。千葉で一番の金持ちといえばあの資産数十億のニート、ジェイコム男はどうなったんだ。彼に銚子電鉄を買収してもらって社長に就任してもらえばいいじゃないかとオレは思うのである。ジェイコム男も肩書きがニートよりもやはり社長の方がいいだろうと思うのだが、最近話題にならないところを見るともしかしたら新興市場の暴落で今頃はもう株式市場からの退場を余儀なくされてるのかも知れない。勝つときも一瞬なら負けるのも一瞬、それが相場の世界である。オレのようにこの世界で長く戦ってる勝ち組の投資家などはほんのわずかなのである。ほとんどが負けて撤退する世界なのだ。もっともオレも銚子電鉄を買収できるほどのゼニはまだ貯まっていないのだが。
億という金額の出せない一般大衆がこの銚子電鉄を支援する唯一の方法が、この名物の「ぬれ煎餅」を買うということなのである。銚子電鉄もまた生き残りの切り札がその「ぬれ煎餅」事業であると考えてるようだ。この煎餅を売って売って売りまくって、それで会社を建て直そうとしているのだ。
電車修理代を稼がなくちゃ、いけないんです。
銚子電鉄商品購入と電車ご利用のお願い
拝啓、時下ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。 平素は、弊社鉄道事業並びにぬれ煎餅事業に対して、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。 さて、早速ではございますが、弊社は現在非常に厳しい経営状態にあり、鉄道の安全確保対策に、日々困窮している状況です。 年末を迎え、毎年度下期に行う鉄道車両の検査(法定検査)が、資金の不足により発注できない状況に陥っております。このままでは、元旦の輸送に支障をきたすばかりか、年明け早々に車両が不足し、現行ダイヤでの運行ができないことも予測されます。 社員一同、このような事態を避けるため、安全運行確保に向けた取り組むことはもちろんですが、資金調達の為にぬれ煎餅の販売にも担当の領域を超えて、取り組む所存でおりますので、ぬれ煎餅や銚子電鉄グッズの購入、日頃の当社電車の利用にご協力を賜りたく、お願い申し上げる次第でございます。
敬具 平成18年11月 吉日
銚子電気鉄道株式会社 代表取締役社長 小川 文雄
銚子電気鉄道労働組合 執行委員長 常陸谷恭弘
従業員一同
銚子電鉄は2006年11月17日にこんな緊急報告を自社のホームページのトップ