2006年11月06日(月) |
その命令を下したのは誰か? |
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過去に北朝鮮を話題にした日記←こんなにあります。
日本で流通している覚せい剤の大部分は北朝鮮で製造されていると言われている。日本国内の暴力団が窓口になってその流通をサポートしているらしい。もちろんこうした事実に対して北朝鮮は「一部の勢力が関与」とは答えても、国家的関与は否定するだろう。それは日本人拉致問題も同じことである。おそらくは国家主席の命令で行われた事件でありながら、とりあえず関係者とされる者達が逮捕され拘束されたという形ばかりの発表が行われてそれで終了なんだろう。それは一連の拉致事件の中心人物とされるシン・ガンス容疑者が北朝鮮では国家的英雄とされていることからも明らかである。国家主席の命令を忠実に実行した人間は英雄なのである。
さて、もうひとつ北朝鮮の国家的な犯罪とされるニセドル札製造だが、これはきわめて精巧であり2年前の紙幣鑑別器では見抜けなかったくらいのできなのである。国家の威信を掛けてニセ札製造に取り組んだからこそそれだけのものが完成したとオレは単純に考えるのだが、これも日本人拉致事件と同じく「一部の勢力が関与」で決着が付きそうな感じである。とりあえず「国家的関与」さえかわすことができればそれでOKということなんだろう。もちろん米国側がこの北朝鮮の出方に対してどう対応するかが気になるのだが。さほど強硬な姿勢はとらずに終わらせるのかも知れないし、中間選挙をにらんで「多大な成果」を引き出して選挙戦を有利に進めようとするのかも知れない。少なくとも米国側は北朝鮮で軍事衝突を起こそうとは思っていないわけで、それはイラクでの多くの犠牲によって国民に反戦意識が高まっていることを見据えた反応であると思われる。イラク言いがかり戦争によって多くの犠牲者が出たことは少なくとも現政権にとって最大の失政であり、サダム・フセイン一人を死刑にしたところで失われた命が帰ってくるわけでもない。
北朝鮮が示すであろう「一部勢力が関与」という言い訳にもならない言い訳に対して米国側はどこまで強硬な態度で臨むのだろうか。「そんな小物では話にならない。首謀者であり命令者であり計画立案者である国家主席、金正日の身柄引き渡しを要求する」とでも主張してくれればかなり期待できるのだがどうだろう。6カ国協議ではなくて日本や韓国やロシアを抜いた3カ国協議で決着を付けようとしているあたり、その中味は発表される表向きのニュースとはかなり違ったものである可能性が高い。いったいどんな闇の取引がその3カ国の間で行われるのか。オレはかなり疑ってるのである。
米中二大国にとって、北朝鮮の存在は強大な軍事力を維持するための格好の口実である。日本にとっても同様で防衛庁を防衛省に格上げしたいという思惑も、北朝鮮の核の脅威を声高に訴えることで実現の可能性が高まるのである。もっともそんなのは看板を掛け替えてしまえばそれで完了という気もするのだが。拉致事件もニセ札も覚せい剤も、すべてあの男の指示の下で行われたとオレは信じている。次はいったい何をやらかすのだろうか。
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