2006年09月08日(金) |
神戸空港はやっぱりダメだったよ! |
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過去に神戸空港を話題にした日記一覧
「そんなことに使うゼニがあるのならもっと別のことに使ってくれ!」と30万人の署名を集めた住民の反対を無視して強引に建設された神戸空港だが、開港して半年、やっぱりだめだったことが明らかになった。8月末までの平均搭乗率が63.7%しかないのだ。このまま推移すれば開港後一年間の推定利用者数は260万、目標とした319万人の達成はまず不可能である。
計画を強引に推進した矢田市長が「達成可能」と強調してきた数字は、実はとうてい無理な数字だったのである。こんなことでは建設費の償還は不可能であり、借金で押しつぶされそうになっている神戸市に、さらに大きな金利負担がのしかかるのである。まあ、オレは神戸市民ではないただの野次馬だから、その借金の結果がどんな無惨なことになっても高みの見物をしてるだけである。オレの期待する自治体破産がみられるかも知れないのである。
今のところはっきりと「破産や!」と言えるのは北海道夕張市くらいで、まだ放漫財政の地方自治体の中には自分たちの危機を自覚している者は少ない。ここいらで人口100万を超える都市が一個破産してくれば、全国の地方自治体に警鐘を鳴らすことができるのである。神戸市民にはお気の毒だが、この際神戸市には人柱になってもらい、自治体破産による市民の苦しみを全国に報道することで、改めて地方自治のあり方を考え直してもらうことができるからだ。
消費税を値上げして、その値上げ分を地方の財源に充てるという案を主張する自民党総裁候補もいるようだが、入ってくるゼニが増えたらその分を無駄遣いしたがる痴呆、いや地方議員や功無員、いや公務員もいるわけでそんなことよりも大切なのは税金の無駄遣いをなくすことである。この神戸空港みたいに3500億かけてただの借金のかたまりを作るのをやめることである。神戸空港を採算ラインにのせるためにはどれだけの利用者があればいいのだろうか。そうした数字の検証と、それが可能なのかどうかというシミュレーション、それらが十分に吟味されていたとはオレにはとうてい思えないのである。
この神戸空港は市が管理運営しているわけで、いちおう神戸市営みたいなものである。現在は国内7路線1日28往復便が運航している。8月末までの貨物取扱量は約1万2000トン。こちらは開港1年間の取扱量を4万1300トンと想定していたのである。あまりにもサバを読み過ぎだ。半分もいかないじゃないか!いったいその過大な予想を建てた馬鹿はどこの誰なんだ。その馬鹿の勧めに乗って空港建設に邁進した市長や神戸市会議員どもの責任は限りなく重い。オレはこういう大型公共事業のたびに思うのだが、事業が失敗した時には計画に関わったすべての人たちの財産を没収して、事業の廃止とそれに伴う支出のために充てればいいのじゃないか。
失敗すれば自分が責任をとらされると思うならば、馬鹿地方議員どもだってもっと慎重になるだろう。本当にその事業がうまくいくのか必死で調査するだろう。変なものを作ってしまってその結果自分も連帯責任を背負わされるわけでそのうち政治家のなり手がなくなるぜ。失政の度に議員や首長に責任をとらせ損害賠償を請求できるようにすれば、政治家なんて最も悲しい職業になっちまうだろう。どうだ、名案だろう。まず生け贄の第一号は、矢田神戸市長である。この借金の責任をどうやってとるんだ。なんだ、何も考えていないのか?おまえはサイテーだなぁ。三宮の駅で通行人に向かって「神戸空港をどうか利用してください」と土下座して訴えてみろよ!
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