2006年07月25日(火) |
「みられまくっちゃ」ってどこの言葉だ? |
携帯用URL
| |
|
本日も暴言日記をお読みくださりありがとうございます。読んだ後のついででけっこうですから日記の一番下にあるテキストリンクもぜひご訪問ください。お役立ちサイトもあります。方言に関するアドバイスなどいくつかいただいて日記を一部手直ししました。
シャープ製の携帯電話に重大な不具合が発見されたのである。特定の文字を入力しようとすると、携帯電話の画面が固まったり再起動したりするという。その危険な文字列がなんと「みられまくっちゃ」だそうだ。いったいこれはどこの地方の方言なんだ?少なくともオレは一度も「みられまくっちゃ」などという文字列を携帯で打ったことがない。
この不具合が発生する該当機種は計27機種、総計1047万台に上るというから莫大な数量である。おそらくシャープが販売してる携帯電話の全量に匹敵するような台数に思えてしまうのだが。この不具合を最初に発見したのは誰だろうか。そして、その時入力していた文字列が不具合の引き金になったことをどうしてわかったのだろうか。オレはそのあたりを詳しく知りたいのである。こういう欠陥は利用者の訴えからしか判明しないだろう。それだけに発見の経緯に興味が湧くのである。そんな文字列を入力する場面をあれこれ考えてみた。
「見られまくった」ならわかる。「私は混浴露天風呂でハダカをみられまくった」という短文を容易に想像できる。(←実はこれも文法的には少しおかしいのだが)しかし「まくった」ではなくて「まくっちゃ」なのである。いくら打ち間違えても「た」がなぜ「ちゃ」になるのか。オレは最初は思いつかなかった。すると掲示板で親切な方が教えてくれた。そのフレーズの後ろに「った」を入れて「みられまくっちゃった」とすればちゃんとした日本語の女性の話し言葉になるという。「わたし、スカート短すぎて階段でパンツみられまくっちゃった」というフレーズにすれば、その中にこの「みられまくっちゃ」が存在するのだ。なるほどとオレは納得した。
他に「かぜがなおりかけた」と入力すると再起動してしまうものが18機種もあるとか。こちらはちゃんとした日本語なのでかなり入力の可能性の高い文字列だ。それを入れるだけで再起動なのである。使ってる方はびっくりするだろう。いきなり携帯電話が全く望んでいない動作(暴走)をはじめるからである。じゃあ本当にその文字列を使用したい場合はどうすればいいのか。これも実に単純なことで、入力時に二つに分割して「みられ」と「まくっちゃ」、「かぜが」「なおりかけた」と分けて入力すると通常通りの操作になって何も問題はないらしい。
こんなふうに機械やソフトウェアに欠陥があって迷惑を被ったとき、オレは激しく製造元の企業を罵倒したくなる。幸いオレが持ってる電話はNEC系だ。ただ、NECだから安心というほどの信頼はないのだが。このニュースが流れた今夜、日本中のシャープ製の携帯電話使用者がきっと「みられまくっちゃ」とか「かぜがなおりかけた」の二つの文字列の入力を試しているに違いない。しばらくシャープの販売担当者はお日様に顔向けできないぜ。
←「みられまくっちゃ」に苦笑された方はぜひクリックをお願いします。
前の日記 後の日記