2006年05月24日(水) |
三菱UFJ、オレにも分け前をよこせ! |
携帯用URL
| |
|
三菱UFJフィナンシャル・グループが5月22日発表した2006年3月期の連結最終損益は、旧三菱東京フィナンシャル・グループと旧UFJホールディングスの単純合算で、1兆1817億円の黒字(ちなみに前期は2161億円の赤字だった)となった。なんとトヨタ自動車の利益に並び掛ける勢いなのである。銀行なんて悪く言えばただの金貸しだ。それがこんなに儲けてるということは許せないのである。
オレはメインバンクを三菱UFJにしている。残高を100万以上にすると、時間外の手数料が無料であるだけではなく、振り込み手数料まで大幅に値引きしてくれるオールワンという総合口座を利用してるのだが、利息がほとんどないに等しいのである。もしも普通預金の金利を2%にしてくれるならオレは毎月数千円のお小遣いを得られる計算になる。1兆円以上も利益が出せるくらいなんだから、もっと預金金利を引き上げても罰は当たらないだろう。
そんなにもうかるということは、おまえとこの貸し出し利率が高くて預金金利が安すぎるからである。ちゃんと適正水準にしやがれ。公的資金の返済なんかいつでもいい。国になんかゼニを回さなくてもいいんだ。そんな余裕があるのならこのオレにゼニを回してくれ。国なんか後回しだ。あんなゼニの使い方もろくに知らない馬鹿よりも、オレの方がはるかに賢く使うぜ。
ただ、このニュースを聞いて「もうかってるから」と安易に銀行株を買ってはダメだ。投資家のみんなはだまされてはいけない。公的資金の返済によって優先株が普通株に転換されれば、それが市場に売り出されて株価の大幅下落を招くのだ。現に5月23日、三菱UFJフィナンシャル・グループの株価は、153万円(前日比マイナス10万円)で引けている。4月7日に高値195万円を記録してから実に21%の値下がりである。個人投資家は「いつかは下げ止まる」と思いながらこの値下がりの中を買い向かっては耐えきれずに投げてる状況なのだ。
日経平均が17500円だった頃、「まだまだ上昇する!」「2万円は確実」というかけ声に踊らされてせっせと高値で掴んだのは個人投資家たちだった。そこから外資が売り転換し、円高が進行して輸出株が値下がりし、さらに円高の時に高値で売り抜けることで為替差益も得ようという外資の売りも加速し、そんなときに世界同時株安という感じで暴落が発生し、巻き込まれるように東証も売られ、その値下がりで信用取引をしている個人投資家に追い証が発生し、強制決済されてさらに売り込まれ、それを見てまだ余裕のある投資家も利益確定のための売りを実行したためにさらに値下がりし、ここぞとばかりに先物も売り崩されという展開なのだ。今年になってから参加した個人投資家はほぼ全滅してるのである。
オレは連休前に胸騒ぎがして持ち株を大幅に整理して売り転換していまは空売り中だから下げれば下がるほど儲かるわけだが、空売りなんて個人投資家は普通はやらないから、たいていの個人投資家はダメージを受けるばかりなのである。去年の暮れにウハウハだった投資家の多くが、今は真剣に株式投資からの撤退を考えてると思う。それくらいに今は投資マインドは冷え込んでいるのである。まあ、どんな地合いでも勝とうと思えばオレくらいに研究をしっかりやらないといけないのだが、それにしても預金利率は安すぎだ。どこかにもっとマシな利息を払ってくれる良心的な銀行はないのか。
24時間出し入れできて、窓口に行けばいつも粗品がもらえて、行員は美女ばかりで、ATMからは常に新札が吐き出され、都心の便利な場所にありながら大駐車場が完備していてしかも2時間まで無料で駐めることができて、無担保で1億くらいいつでも貸してくれる、そんな素晴らしい銀行があるならいつでもオレはそっちに乗り換える。オレの莫大な金融資産をいつでも移転させてやるぜ。やい三菱UFJ、オレのような優良顧客を大切にしたいのなら、もっとサービスを向上させやがれ!
←人気blogランキング投票←いつのまにか4位復活
前の日記 後の日記