2006年05月20日(土) |
詐欺で済むならいいじゃないか! |
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ブログ盗作事件に関する経過報告の一文が追記されていますので、ぜひごらんになってください。
逮捕されたヒューザーの小嶋進社長、自分のところで売ってるマンションの耐震強度が不足してることを承知の上で売ったと言うことで、つまり「価値のない品物を価値があると錯誤させて売った」という詐欺容疑なんだが、オレはこの立件を「なんて日本の検察は寛大なんだ」と驚いている。そんな過激なことを書いてるのはオレの暴言日記くらいだと思うが、小嶋進のやったことは実は「殺人未遂」なんだ。
地震でマンションが倒壊すれば確実に死者が出る。耐震強度が通常の2割ほどしかない震度6で崩壊するマンションを首都圏で販売すれば、いずれ確実にやってくるだろう関東大震災でまず助からないのである。地震が起きてしまった後は、小嶋の罪状は「(未必の故意による)殺人」へと切り替わるわけだ。そんな重罪を犯してるのに事件から半年近くのうのうと泳がせて財産隠しの余裕を与えたということは、政治家にはこいつのような外道をきちっと裁こうという意欲がないということである。
その小嶋はなんと、「欠陥建築を見逃した検査機関に責任がある、自分は被害者だ」という主張を展開しそうである。往生際の悪いヤツである。学校でいじめ事件があった時にいじめの首謀者が「ぼくのやってるいじめに気が付かなかったセンセイが悪いです。センセイには監督責任がありました。」と主張してるのと同じだぜ。
検査機関といえば事件発覚の引き金となった正義の告発者、イーホームズの藤田社長も別件逮捕されている。まあこの逮捕は藤田氏の生命を守るためであり、外にいればいつ何時暴力団の刺客に狙われるかわからないので、安全なところに隔離してるのだというふうに無理に理解しよう。そして外道どもの裁判が終わって悪が一掃されたら、善意の告発者として晴れて娑婆に出てこれるのだと願おう。藤田氏に危害を加えそうな連中は死ぬまで刑務所で過ごしてもらおう。
さてそのマンションだが、建て替えが進まないどころか、まだ退去の目途も立ってないものもあるという。ゼニを負担する義務があるはずのヒューザーとか木村建設はとっくに破綻してるし、会社の資産はいつのまにかどこかに消えてしまってるし、公的扶助でも受けない限り再建は不可能なのである。それなら取り壊さずに「地震さえ起きなかったら危険じゃないスリル満点のマンション」として大幅値引きで売るという手が残されているが、そんな危険なもの誰も買わないだろう。最終的にはレオパレスにでも頼んでウイークリーマンションにしてもらって、超短期の入居者を生命保険付きの特典(もしも地震が起きても安心。あなたの保険金で家族はウハウハ)で集めればいいかも知れない。あんな巨大なコンクリートのカタマリをいったん瓦礫の山にしてしまうなんて余りにももったいないぜ。それにしても警察のこののんびりとした態度。逮捕までいったい何ヶ月掛かってるんだ。おまえら何か理由があるからそうやって伸ばしてるだろう。オレはそんなふうに勘ぐってしまうぜ。
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