2005年08月19日(金) |
ワシ、刑務所でも個室がええんや! |
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最近の犯罪多発のせいで刑務所はかなり混雑している。定員以上にどこも詰め込まれてるのである。こんな快適な施設ではなくて「島流し」制度を設けてどっかの孤島で自給自足でもさせれば混雑は緩和されるとオレは思うのだが。
その混雑した刑務所では大部屋、いわゆる雑居房が原則である。昔の刑務所は牢名主がいて、新入りは賄賂を贈らないといじめられたらしい。看守に隠して持ち込むため、金属製の筒にいれた紙幣をケツの穴に入れておくなんてホントかウソかわからない話がまことしやかに語り伝えられてるが、実際のところ刑務所は大部屋でプライバシーの全くない世界らしい。それがいわゆる「懲罰」みたいなものなんだが。一度もそこに入ったことのないオレには安倍譲二の書いた本くらいしか情報源がない。
その刑務所で一人になるためには、問題を起こして懲罰で入れられる「独居房」しかない。この対象者がこの10年間で二倍に膨れあがってるという。その主な理由は、一人になりたいためにわざと問題を起こして懲罰を受ける受刑者が増加しているからである。受刑者といえども「個室」を希望するほどみんな贅沢なのである。
定員オーバーの状態が慢性的な刑務所で、全員に個室を用意する余裕などあるはずがないし、そんな贅沢は許せないぞ。税金で運営されてるのに何を甘えてるんだ。大阪刑務所では懲罰を受ける手っ取り早い方法として「就業拒否」が急増、大声で騒いだり暴れたりして故意に懲罰を受ける者も多いらしい。確かに大部屋では落ち着かないのはよくわかる。寝るときも誰かのいびきがやかましいだろうし、中には手淫にふけるものもいるだろうし、同性愛の人もいるだろうし、そうした雑多な人たちがごちゃごちゃと収容された状況でストレスがたまるのもよくわかる。しかし、そのストレスこそが一種の懲罰である。
社会にうまく適応できなかった犯罪者に共同生活をたたき込むことは、出所後に適応させるために必要なステップではないのか。平成16年度に懲罰を受けた受刑者数は47647人で、これは全受刑者の73%にあたるという。そんなに一人になることを望むヤツが多いのならば、やっぱり島流しにして、各自に掘っ立て小屋を与えて自給自足生活を送らせればいい。なんなら無人島に一人ずつというのはどうだ?島一個が全部自分の部屋なんだぜ。究極の個室じゃないか。生きたかったら自分で食べ物を採取するしかないんだぜ。
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