2005年04月10日(日) |
そんな馬鹿は窓から突き落とせ! |
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4月9日8:40頃、三島―新富士駅間を走行していた東京発博多行きのぞみ7号で、車掌をいきなり蹴りつけた馬鹿がいた。のぞみはすぐに静岡駅に臨時停車し、静岡県警はその馬鹿、福岡県の会社員田中望容疑者(22歳)を暴行の現行犯で逮捕した。田中容疑者は11号車のデッキで検札に回ってきた車掌に「免許証を一緒に探してくれ」と話しかけてきた。2人で探したところ、免許証は男が所持していたが、この後、意味不明の言葉をかけていきなりけりつけたという。車掌にケガはなかったが、馬鹿を警察に引き渡すために静岡に臨時停車したため、ダイヤに乱れが出て名古屋駅の到着時刻は10分遅れ、乗客1200人に影響が出た。
この馬鹿は実は新入社員で、東京で研修を受けていたのだがホームシックになって実家に帰る途中だったという。どんな研修だったのかわからないが、会社には合う合わないがあるから相性が悪かったら仕方がない。22歳なんだから自分に合った会社に出会うまでチャレンジすればいい。しかし、採用する企業の方は、のぞみの車内で車掌を蹴る男などヤバくて採用しにくいだろう。暴力団の企業舎弟の会社なら、もしかしたら「度胸がある」という理由で採ってくれるかも知れないが。
もしもオレがこののぞみに乗車した客の立場だったらこう言うだろう。「わざわざ停車しなくていい。そんな馬鹿、静岡通過時に窓から投げ捨てろ!」と。そんなヤツのせいでどうして乗客全員が迷惑を受けないといけないのか。もっとも時速200キロで窓から突き落とせば死んでしまうが。
そして、この馬鹿にはいったいどんな罰が与えられるのか。車掌にケガはなかったということだから傷害罪は成立しない。とすれば暴行罪でこれはかなり軽くなるだろう。また1200人の乗客に迷惑をかけたという行為に関しては日本の法律では責任を追及されることはない。10分遅れた分、乗客全員に一人1000円ずつ払えということにはならない。これは高速道路で事故を起こした馬鹿が、それによって起きた大渋滞に対して責任を負わないことと同じだ。とにかくこの困ったチャンに対して、日本の社会は大甘なんである。おそらく実刑判決にはならないだろう。有罪ではあっても執行猶予付きの軽いものになるはずだ。
しかし、こういう暴力男は基本的にその攻撃性を終生持ち続ける。結婚すればDV、子供を持てば児童虐待、そんな危険因子を背負った馬鹿を矯正する仕組みは日本にはない。市民にできることは用心して馬鹿との遭遇を避けることだけだ。誰か馬鹿撲滅法案を国会に提出して馬鹿の市民権を奪ってくれ!
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