2004年12月13日(月) |
PSPはオッサンのゲームである! |
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携帯型ゲーム機といえば任天堂のゲームボーイ。これは誰もが認める事実だ。今時ワンダースワンで遊んでいる子どもは絶滅種である。他の携帯型ゲーム機は完全に駆逐されてしまったのである。ただ、オレのようなオッサンから見ればあんな小さな画面で遊んでたら目が悪くなるぜ!と言いたくなるし、実際の所子どもの視力低下の主な原因の一つがゲームボーイであることはほぼ間違いない。任天堂のおかげで眼科医はかなり儲かってるのかも知れないのだ。
そのゲームボーイが今日の地位を築いたのは、白黒→カラー→アドバンス→SPというふうにモデルチェンジを重ねて子どもを飽きさせず、常に商品力を維持してきたことが大きいと言われるが、どんなにハードウェアの能力が高くてもクソゲーしかなければ誰も買ってくれないわけで、面白いゲームに恵まれたことが最大の勝因である。ポケモンというキャラが存在しなかったらおそらく携帯型ゲーム機は今のように任天堂の一人勝ちではなく、まだ群雄割拠の状況だったかも知れない。
一方、家庭用小型ゲーム機はドリームキャストやニンテンドウ64、ゲームCUBEなどのライバルを蹴散らしてソニーのPS2(プレイステーション2)が圧倒的勝利を収めている。この理由はPS2がドラゴンクエストやファイナルファンタジーという2大RPGを傘下に収めたからで、正直言ってこのオレも、ドラゴンクエストがスーパーファミコンからプレイステーションに鞍替えしたときに、「もう任天堂は終わった」と感じたほどだ。
ところがその分のマイナスを任天堂は携帯型ゲーム機で補ってなんとか持ちこたえてきたのである。こうしてお互いの棲み分けが続いてきた数年を経て、ついにソニーは任天堂の牙城である携帯型ゲーム機市場に殴り込みをかけたのだ。
この12月に相次いで発売されたPSPの希望小売価格は2万0790円、ニンテンドウDSは1万5000円。どちらもクリスマスのプレゼントとして子どもに買い与えるには少し高い。(もっともそう思うのはオレのような庶民だけかも知れないが)
2万円を超えるゲーム機は子どものオモチャじゃなく、ゲーム好きのオッサンどもの楽しみになってしまいそうな気がする。オッサンたちがPSPを買い、電車の中や職場での休憩時間に寸暇を惜しんでやりまくるようになればかなり売れることは間違いない。オッサンの泥臭さを前面に出したゲームが人気を呼ぶだろう。少なくともポケモンのまねはしないで欲しいぜ。
しかし、みんなはどうしてそんなにたっぷりとゲームをする時間があるのか。ちゃんと学校に行きながら一週間で70時間もドラクエ8をやってる人もいるくらいだ。あんたたちはもしかして一日が30時間あるのじゃないか。いったいいつ寝てるんだ?
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