2004年11月01日(月) |
野球がダメでも競馬があるぜ! |
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11月2日に決定するプロ野球新規参入球団だが、ここまでの動きを見ればほぼ楽天に決まったという感じである。楽天は着々とコーチ陣も発表し、新体制作りが進んでいるという様子をアピールしている。ドラフトでは地元東北高校のダルビッシュを指名してくるだろう。一方のライブドアだが株価も低迷し、近鉄の買収をぶち上げた時は急上昇して1000円を超えていたのに一時は300円近くまで下がってしまって勢いを失っている。
さて、このまま競争に敗れたライブドアは静かに退場するのかと思ったら、とんでもない逆転の戦略が用意されていたのである。それは地方競馬への参入だ。ライブドアは年内に廃止される予定の群馬県・高崎競馬の馬券販売事務などを受託し、地方競馬の再生に乗り出す計画があることを明らかにした。そのニュースを聞きつけて岩手競馬を運営する岩手県競馬組合(管理者・増田寛也知事)が馬券販売の業務委託を打診していたことが10月30日分かった。ライブドアの関係者が明らかにしたという。
高知競馬のハルウララ以外は全く馬の名前さえも知られていない地方競馬をネットで動画配信して実況中継し、パドックの様子や騎手、調教師へのインタビューなども紹介し、詳細なデータを検索可能な形で公開してやればどうだろうか。決済はネット株取引のように顧客の預かり金口座で投票や払い戻しを行えばよいのである。そうすればネット上で楽しめる合法的なギャンブルとして大人気となるだろう。世界中の顧客が相手になるのだ。売り上げは一挙に数百倍になるはずである。法律を改正して現在25%もある控除率を自由に設定できるようにすれば、中央競馬よりもこっちの方が儲かるということでさらに馬券を購入する客は増えるはずだ。売り上げが10倍になれば、控除率5%でも十分に採算はとれるはずである。
平日の昼間からパチンコ屋に大勢のおっさんおばはんが集まってることからわかるように、日本人は基本的にギャンブルが大好きなのである。ネットで競馬が楽しめるのならば、パチンコ屋に行くことができない引きこもりの人や海外に居住する人たちまでお客さんにすることが可能だ。タバコの煙のもうもうと立ちこめたあの不健康な空間で遊ぶよりも、自分の部屋でのんびりとくつろぎながらマウスをクリックして馬券を購入する方がはるかに楽である。
楽天がプロ野球球団運営という正業で来るなら、ライブドアはギャンブルを柱にしたネット戦略で堂々と渡り合えばよいのである。どちらの売り上げが大きくなるかは言うまでもない。企業間の競争はゼニを儲けた方が勝ちである。
このネット投票システムが実現すれば、オレみたいな競馬に興味がなかった層まで客に取り込める可能性が出てくる。なんとか実現させてもらいたいものだぜ。
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