paranoia kiss
    

突然思い出した人がいて、
眠れなくて困ってしまう夜を過ごした。

やっぱり大好きな街が舞台で、
いつもいつもバイクの後ろに乗せて貰ってた。

ちょうどこの季節に海をみていたら、
妙な日焼け痕がついてしまって困った。

いつもカウンターには髪の毛の長い人が座ってて、
左手の指輪がそういう関係なんだと主張していた。
敵対心を剥き出しにした視線を浴びせられ、
大きな誤解をされている。と思っていた。

カウンターの向こう側に興味があるのではなく、
純粋にカウンターに並ぶお酒に興味があると
彼女に理解してもらうまで、結構な時間がかかった。
その、結構な時間を費やす間に、
バイクの後ろに乗るようになっていた。

指輪の女性と同じ誕生日で同じ血液型とわかって、
2人で困ってしまった。

昨日、妙な日焼けをしてしまって、
そんなことを思い出した。
おまけに、過去に年下の恋人がいたのは1人だ。と思ってたのに、
2人だった。ということも思い出した。

生温い風はどうでもいいことばかりを思い起こさせる。

2008年05月05日(月)



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