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| 2004年01月26日(月) ■ |
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| 人間“あるこ”を読んでください。 |
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最近、お笑い雑誌にハマっている。私が読んでいるのは、「お笑いtyphoon!」。高校野球雑誌でいうと、報知高校野球かな?ちなみに、甲子園の星系は「お笑いポポロ」だと思うのですが、いかがなものでしょう?
写真も好きなんですが、やっぱりインタビュー内容がね、いいんですよ。ベタですが、芸人さんが自分のしているお笑いについて話している内容には興味があります。私はネタはもとより、その芸人さんの考えてることや生き方にもあこがれるタイプで、いいなと思うことは自分なりにアレンジして取り込もうとしています。文章を書くんだから、文章のプロから学ぶべきで、もちろんそこでも感銘を受けることはあるのですが、最近はもっぱら芸人さんですね。
さて、雑誌の中で印象的な記事がありました。それは、私の好きなコンビの記事なんですが、「機嫌が悪いときはネタ中にもそれを出していく」というんですよ。ちょっと、いや、かなりカルチャーショックでした。取材者も言っているのですが、それを乗り越えて夢を与えるのが芸人なわけで。いや、芸人だけじゃない。ラーメン屋でアルバイトしているときも、家や学校で何かあって機嫌が悪くても、一歩店に入ったら顔に出すなって言われました。それを、それを、“出していく”とはまあ。
それを受けて、このコンビはコメントはこう。「芸人としてではなく、人間として見てもらいたいんですよ」「だから、僕自身を好きになってもらわないと」。なんか、めっちゃかっこいい〜。顔じゃないよ、言ってることが。これだよ、これ!そう思いました。こんなん言うには何ですが、なんか自分の言いたいことを代弁してもらったような気がしました。きっと、この日記、野球を扱うものとしてではなく、私を扱うものとして見てもらいたいんだ。だから、私自身を好きになってもらわないと、こんなの読めないですよ(笑)。ま、私の場合は独りよがりですが、彼らは自分を出して金銭を得、世に出て多くの人に支持されている。すごいなあ。うらやましいなあ。今度生まれ変わったら、芸人になりたいなあ。こういう記事を読むと、あきらめたはずの物書きという仕事を「目指すべきなかあ」と思い直してしまいます。こういう生き方、したいもんなあ。
ちょっと話がそれましたが。なんか、これを読んで、このコンビのネタがおもしろくなくても、表情や仕草を楽しんで何度も見ている理由がわかった気がしました。あ〜、すっきり。ただ、これは1年ほど前のインタビュー記事なので、今では考えは変わっているかもしれません。でも、人間真の部分なんてそうそう変わらないだろうから。
そんなわけで、機嫌が表情に出るピッチャーが好きな私です。ポーカーフェイスも大事だけど、みんなみんなそれじゃ、なんだかねえ。
印象に残っているピッチャーがいます。 数年前、小松高校が甲子園に出ました。緒戦で新湊高校に逆転負けしたのですが、そのときのエースが確か竹田くんという名前だったと思います。終盤(多分最終回)まだリードしていて、余裕があったのですが、段々追い上げられ、いよいよ同点に追いつかれました。彼の表情がみるみる変わり、テレビで見ていても額から脂汗のような物が流れているのがわかりました。横で見ていた父は、「このピッチャー、完全に冷静さを失ってるで」と言いました。そのとき、私は何故かこうおもったんです。そりゃ、そうやろ。冷静さも失うで、この状況では。
結局、彼がマウンドを降り、ライトへ。守備位置についた彼からは脂汗は消え、「何があったの?」みたいな顔をしていました。でも、ちょっと棘のある表情でした。悔しいのか、意地を張っているのか、はたまた別の思いがあったのか、真意は本人にしかわかりません。後日雑誌で、ライトの守備位置にいたときに座り込んでいたことで批判の声があがっていたと読んだ。私はそれをリアルタイムでは見ていないが、彼ならあり得なくはないなと思った。
この子こそ、高校生らしいんじゃないかって思いました。高校生はまだ子供です。動揺もすれば、戸惑うこともあるし、かっとなることだってあります。ピッチャーとしてではなく、一人の高校生としての彼を私たちに見せてくれたような気がしました。ま、彼の場合、見せたのではなく、見せてしまったのでしょうけど。
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