2006年01月04日(水) 「カランッ」と音を立てていつもキミは笑う。


こういうことが言いたいんじゃないんだろうなぁ
本当は・・・本当があるんだろうな。

そんなことをずっと思っていた。

そして、それを引きずり出したいと。

結局それは「力ずく」でしかなくて、

僕はあの時無力だったんだと思うな。

あの頃より僕は大人になれたんだろうか。

あの頃より少しはいい男になったんだろうか。

謙虚であればいいのに。

一言言わなくていい言葉があるのに。

それをいつも言っている馬鹿な自分。

イライラせずに、もっと優しくあればいいのに。


怒っている姿ってのが笑顔の反対だとしたら、

それも愛しいと思えるのだと思う。

すぐにすねられちゃ僕も困るけれど、

だけど、今なら、「今だけ」なら

何となく理解できるんだ。


いつの間にか気持ちさえも数学的に考えちゃって、

「答えはこうなんだろ。こう言いたいんだろ」って

そんなことを話してた。

いや、「話してる」

それがきっと誰かを傷つけているんだろうなぁ。

自分の気持ちも・・・数学化している。

本当はね、もっと複雑で。

xとyだけじゃAなんて出せなくて、

AからZだけじゃ語れない何かがそこにあったんだろうな。

過去のことは全部過去のことで、

きっと盗み撮りされてたら、

それを見せられたら、走馬灯を感じたのなら

「ああ・・・こんなこともあったな」

なんて思い出すのかな。

俺って思えばカッコ悪いことばかり。

喋るの止めようかなって思うほどに。

何処まで行ってもガキはガキ。

あの少女漫画に出てくる、ニヒルな男にはなれなくて、

完璧を求めている。

そう、結局完璧を求めてる。

あの時ああすればよかったのかな。

そんな風にも思う。

何か、幼心のキミを見つけたようで、

その優しい光がほんと優しくて。

ああ・・・って。

郷愁の思いを駆り立てて、

あの頃はよかったなんて思わなくて

実際、ああ・・・そうだな。

うん。

何回も同じ過ち繰り返しているのに、

なかなか気づけなくて、

ストーリーを頭にかきたてて、

ああ・・・思い通りにならない・・・だなんて。

馬鹿げてる。


優しくありたいよね。

少しくらいのミスを可愛いと思えるほどに。

誉めてあげたいよね。あらゆる角度から。

愛しいってそういうことなんだろうな。

もっと俺は俺らしくあらねばね。


社会人って怖いんだよ。
本当に。

大切な何かを確実に失っていくの。

社会人になったからなのか、俺だからなのか。

そんなこと分からないけれど、

本当に・・・ね。

学生のあの頃を神聖化するつもりはない。

今を自虐するわけでもない。

ただ、郷愁に駆られているだけ。

何か、大切な何かを思い出したな。

・・・に出会って。


 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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