2005年10月23日(日) 気づけば涙、流れてた。


大学祭に行きました。
後輩に「見て欲しい」と言われた部分は全部見ました。
まぁ大学祭の実行委員長に言われたから、全部ですが。

正直、ムカついた点、ダメな点は多々ありました。

でもね、そんなん俺がやったってでるかもしれへんし、
じゃー俺がでるからってええんかって言われたらそうじゃないけど、
なんつうか、良かったなって。

それぞれ俺に対する思いは違うだろうし、
だけど、社交辞令的ではなかったって思う。

本当に感動して、
朝から後輩が一生懸命にヨサコイ踊ってる姿に泣いた。
気づけば涙流れてたという方が正しいくらいに。

どいつもこいつも導火線はあるのに、
たくさんたくさん燃えることのできる「線」はあるのに、
どうも生かしきれてない。

だけど、こいつらは少なくともその導火線を選び、
火をつけたんだなって思った。

俺がそれを伝えたんじゃない。

コイツラ、後輩皆が一人一人、がんばった結晶なんだ。

俺は本当に何もしていない。

だけど、嬉しくて嬉しくて仕方なかった。


熱く生きる生き方。
自分の位置、存在感、人生とは。


それに真正面からぶちあたった時に、
本当に自分は、人は、この世に必要なのだろうかと思えてくる。

俺じゃなくてもできることを、
俺がする理由はなんだと。

逆に、俺にしかできないこと。
俺の生きている意味はなんだって。

そう問うた時に、目線をずらしてはいけない。

皆普通の人間だ。
だから、努力せねばならない。

変わりたい変わりたいって誰もが思うのだから、
変わらない当たり前のことをいかに卒なくこなせるか。
それが大事になってくる。

自分とは何たるか。

それに悩みつづけた結果、俺はある答えを見つけた。

くだらなくてもいい、誰かに嘲笑されても、小さくてもいい。

夢を持って、希望をもって、生きたいと。

少なくとも、愛せる何かをもっていたいと。


それが俺の価値観でできる、俺唯一無二なものだと、
俺は信じて生きてみたい。

毎日がんばれってそれは難しい。
だけど頑張って、頑張って、泣いて、苦しくて、悲しくて、
分かってもらえない気持ちに苛まれ、
逃げ出したくなり、吐きそうになり、頭が痛くなり、
誰も何も自分を知らないどこかに消えてしまいたい。

その奥に、扉の向こうに答えはいつもあった。


そして気づくんだ。
試練がやってくるたび、災難ではなく、
コレはチャンスだと、チャレンジだと、チェンジだと。

何か理由があってこの目の前にたどり着いた一つの運命なのだと。

その運命一つ一つがつむぎ合わせられなくとも、
少なくとも己が選んだ道を、
精一杯生きている後輩たち。

瞳と顔をほころばせて、俺に話し、そして問うてくる。

「俺はやってるぜ」
「私はやったよ」

「生きてるって素晴らしいものだね?」

って。

馬鹿にされたっていい、何だっていい。
輝いて生きたい。


少なくとも、自分の道を切り開いていけるだけの
勇気と強さと自信をかね揃えて。

その一歩を踏み出したんだ。今日。

もう何もいらないし、俺は何も言うことはない。

誉めてやりたい。抱きしめて、愛してると言いたい。
カッコいいな大学生って言いたい。


そして俺も「カッコいいな。先輩・社会人」って言われたい。


人はいい。

ただ、俺はそう思い、それを感じ、そう生きたいのだ。




 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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