2005年08月27日(土) 言うてよかった。

キナコは大学、東京を受験する。

それについて今日は本気で話してみた。

正直、お互い話しにくい話題だ。
避けてとおりたいのだ。
今が幸せな分だけ、話したくない、考えたくないのだ。

俺だってそうだ。
だけど、キナコはちゃんと俺の気持ちを聞いてくれるって思う。
そう思って、思い切って話した。

俺は4年間も三重県で待っている自信は本当にない。
そして、ヤツはまだ17歳だ。
これからどんどん恋をする時期だと思うし、
それも致し方ないと思う部分もある。

だから、俺も不安だ。

話した。
アイツ泣いてた。

正直に俺は言った。


お前はいつも俺に「何処にも行かないで」って言うけれど、
お前はお前の夢を叶えるために東京に行く。
俺にそれを止められないように、
俺の気持ちも何処にいくかわからないし、自信がない。

俺、ほんまにキミのこと好きやけど、
だから、離れたくないし、考えたくもないけど、
どう考えているか、一度話したかったと。

彼女は僕の言葉を聞いて泣いた。

別れ話を切り出されたのかと思ったらしい。


そんなわけないだろ。めちゃ惚れてるのに。


だけどね、行ってほしくないの。本当に。
だって怖いもん。お互いが変わるのが。

そりゃ、地元にいたって別れるときは別れるだろうけど。

怖いんだ。今が変わってしまうのが。
生活の一部から俺が消えていくのが。


でも、ちゃんと話せてよかった。
てきとーに付き合ってないからこそ、
やっぱりお前に気持ちを言いたいし、聞きたい。

ココで言わなきゃ後悔する。
今傷つけても、傷ついても言わなければいけない言葉や思いがある。

僕はやっとそれを言葉にできる相手を見つけられたのだろう。
そして、そういう人間に俺もなれた。

人生のパートナーになる人には、
それは言いたいじゃないやっぱり。

愛したいし、愛されたいし。

遠慮なく生きたいし、ぶ〜っておならして笑えるような
カップルに憧れてたりするんだ。
馬鹿かな俺。


屈託ない笑顔で僕に笑いかけてくれるキナコという天使。
女性はカミサマだってボブディランは言うてたけど、
本当に今そう思うほどに。

ただ、俺の天使はおばかで、まるくて、すぐ泣くけどね。

だけど、完璧じゃなくていい。
そんなアイツが俺にとっての天使なのだから。


愛する人には、自分の気持ち分かって欲しい。
そして、相手の気持ちをわかりたい。

泣いてもいい、喧嘩してもいい。
それでお互いもっと好きになれるなら、それでいいと思うんだ。

迷ったらSTARTラインに。
人として、大事なことは何かを自分に問えばいい。

前にボランティア先である人に言われた言葉。

「本当に愛している人は、
 その人の嫌いな部分まで愛しく思えるもんだ。

 それが分からないなら、まだまだガキだな」

理解できた。
教えてくれたのはキナコ先生。
ありがとう。

明日から、仕事もっと頑張れそうだ。

必ずがんばってやる!!!!!!!!

もっとええ男になったんで!!!!!




 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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