キナコは大学、東京を受験する。
それについて今日は本気で話してみた。
正直、お互い話しにくい話題だ。 避けてとおりたいのだ。 今が幸せな分だけ、話したくない、考えたくないのだ。
俺だってそうだ。 だけど、キナコはちゃんと俺の気持ちを聞いてくれるって思う。 そう思って、思い切って話した。
俺は4年間も三重県で待っている自信は本当にない。 そして、ヤツはまだ17歳だ。 これからどんどん恋をする時期だと思うし、 それも致し方ないと思う部分もある。
だから、俺も不安だ。
話した。 アイツ泣いてた。
正直に俺は言った。
お前はいつも俺に「何処にも行かないで」って言うけれど、 お前はお前の夢を叶えるために東京に行く。 俺にそれを止められないように、 俺の気持ちも何処にいくかわからないし、自信がない。
俺、ほんまにキミのこと好きやけど、 だから、離れたくないし、考えたくもないけど、 どう考えているか、一度話したかったと。
彼女は僕の言葉を聞いて泣いた。
別れ話を切り出されたのかと思ったらしい。
そんなわけないだろ。めちゃ惚れてるのに。
だけどね、行ってほしくないの。本当に。 だって怖いもん。お互いが変わるのが。
そりゃ、地元にいたって別れるときは別れるだろうけど。
怖いんだ。今が変わってしまうのが。 生活の一部から俺が消えていくのが。
でも、ちゃんと話せてよかった。 てきとーに付き合ってないからこそ、 やっぱりお前に気持ちを言いたいし、聞きたい。
ココで言わなきゃ後悔する。 今傷つけても、傷ついても言わなければいけない言葉や思いがある。
僕はやっとそれを言葉にできる相手を見つけられたのだろう。 そして、そういう人間に俺もなれた。
人生のパートナーになる人には、 それは言いたいじゃないやっぱり。
愛したいし、愛されたいし。
遠慮なく生きたいし、ぶ〜っておならして笑えるような カップルに憧れてたりするんだ。 馬鹿かな俺。
屈託ない笑顔で僕に笑いかけてくれるキナコという天使。 女性はカミサマだってボブディランは言うてたけど、 本当に今そう思うほどに。
ただ、俺の天使はおばかで、まるくて、すぐ泣くけどね。
だけど、完璧じゃなくていい。 そんなアイツが俺にとっての天使なのだから。
愛する人には、自分の気持ち分かって欲しい。 そして、相手の気持ちをわかりたい。
泣いてもいい、喧嘩してもいい。 それでお互いもっと好きになれるなら、それでいいと思うんだ。
迷ったらSTARTラインに。 人として、大事なことは何かを自分に問えばいい。
前にボランティア先である人に言われた言葉。
「本当に愛している人は、 その人の嫌いな部分まで愛しく思えるもんだ。
それが分からないなら、まだまだガキだな」
理解できた。 教えてくれたのはキナコ先生。 ありがとう。
明日から、仕事もっと頑張れそうだ。
必ずがんばってやる!!!!!!!!
もっとええ男になったんで!!!!!
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