2005年05月12日(木) 生命


僕には妹がいるが、
どうやら妹がもう一人いたらしい。

小さい頃から水子供養に行ってた僕は、
それがとても疑問だったので、さっき聞いてみた。

「なんでうちは一年に一度水子供養に行くんだ?」

と。

妹がいたらしい。

女の子と、はっきりとは分かる段階ではなかったが、
感覚らしい。


僕より3つ下の妹。
きっと可愛かっただろう。
いもしない妹に、そう思う。

話を聞いて、すぐに上にあがってきた。


何故か悲しくて泣きそうになったから。



おかんがそうしなければならなかった理由。
そう、「しなければならなかった」理由。

それを考えると辛いのだ。

その頃はまだ若かったおかん。
俺より4,5つくらい上なだけだっただろう。

熊本から三重に渡り、不安も多く、
それどころじゃなかったんだろう。

親父を責める気も、おかんを責める気もないが、
(本当は責めたいが、終ってしまったことは仕方ない)
どうしてそうしてしまったんだと言いたい。

首元まででかけてしまった。
だけど、抑えた。

おかんは後悔しているってこと、
俺は間違いなく確信していたから。

親父とおかんは、いまだに水子供養に毎年行く。

おかんにとってどれだけショックなことだっただろう。
親父はどう考えているかも、本当は知りたい。

適当なこと言いやがったらぶん殴ってやる。


そして、自分に振り返る。

俺は愛のあるセックスばかりを今までしてきただろうか?
いつでも、この行為には0.1%でも、
子どもを授かる可能生があると、
そう感じながらしてきただろうか?

・・・正直、正直な話。
そうではないと思う。

出来うる限り考えてきた。
相手のことも、自分のことも、将来のことも考えてきた。

だけど、行為自体、していることは変わらないのだ。

「責任ある行動」ってのはどういうことなのだろうか。
コンドームをつけることが「責任」なのだろうか。
セックスをしないことが一番いいのだろうか。

今、一度振り返って考えてみたい。


今僕が一番大切に思っている子のためにも。


皆さんも一度考えてみたらどうでしょうか?

セックスについて。

そして、愛について。



//BGM
小沢健二
天使たちのシーン
in『犬は吠えるがキャラバンは進む』




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sk6 [手紙] [Ai to U]

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