2005年01月26日(水) 世の中、全てが悪くなってるわけじゃないんだな。


えー・・・
LIMの日記ばかり書いてるので、
コッチの日記も書け馬鹿!
って言うか、キナコネタを書けと、
ある読者にお叱りをいただいたので、書いております。

sk6です。

あと〜
最近小説の感想をある方からメールいただいたりして、
嬉しかったので、日記を書こうかなとも思いました。

ついでに言うと、
今日すげぇ嬉しいことがあったんです。

それというのは、
僕がですね、今日、おなか減ったから、
大学の帰り道に、マックに寄ったんですよ。

んで、バイクを駐輪所に止めたのね。
バイクは正直、自転車置き場に置けばいいのか、
車用の駐車場に置けばいいのかわからないんだけど、
まぁ今回は自転車置き場に置いたわけ。
んで、マック買って、食べながら歩いてたわけだ。

そしたら、自転車置き場にお姉さんがやってきた。
とてもキレイな人。

そしたら、その人は、僕のバイクの左横に置いてある
自転車の持ち主らしく、
でも、僕のバイクが置いてあるから、出すことができないみたい。

そこで、自分の自転車のもう一つ左に置いてある自転車を
どかし始めた。

僕はその時点で、
自分のバイクの左側に止めてあるバイクの持ち主が、
この女性なんだって気づいて、

「あ、すいませんすいません。気づきませんでした」

といって、バイクを少しどけた。

そしたら、そのお姉さんは、

「あ、いいんですよ。あ、すいません」

といって、頭をペコペコっとして、
でも少し喜んでた。

彼女は自転車の買い物篭に、買い物袋を入れて、
鍵を外して、
出て行こうとした。
その時、

女:「あのぉ・・・」

俺:「はい?」

「ありがとうございました(ペコリ」

「あ、いや、え。あいああえあ。いえいえいえ」


彼女は僕のアタフタした姿を見て、
少しクスクスと笑いながら、
そのまま走り去ってしまった。

僕は、そんなことが言える人をすごくステキだと思うし、
大好きになってしまう。

そう、僕は照れてしまった。
彼女も、ありがとうございましたって言うときに、
僕の視線より、少し下の鼻あたりを見て、
おじぎしてた。

恥かしかったんだろう。

僕は嬉しかった。
そないなことで、「ありがとう」って言ってくれたコトが。

人には「余裕」が必要だと思う。

ボランティアや、誰かの助けになりたいと思うのならば、
自分にある程度の余裕があることが最低条件として必要な事だと思う。

その余裕というのは、
時間だったり、精神的なものだったり、お金だったり、
人とのつながりだったり、色々なものがあるだろう。

彼女は、きっと「ありがとう」って言えるだけの余裕があった。
僕はそれに答えるのは「ぎりぎり」の余裕しかなかった。

彼女の言葉に、僕はどうしたらいいのかわから無かった。

言われるはずのない言葉だと思ったから。

人に「ありがとう」って言える余裕と、
「どういたしまして」って言える余裕。

どれだけ辛くたってそれくらいは持っていたいものだ。


キナコを車に乗せると、
降りるときに、必ず「ありがとうございましたっ」と言う。
僕はいつも苦笑しながら「そんなそんな。いえいえ」
みたいなことを言う。
そんな言葉を頂くほど、俺はたいしたことしてないよってのが
本音というか、気持ちだから。

だけどね、そうやって言う彼女が僕は
とてもステキだなって思う。

人にとって素晴らしい長所だと思う。


今日会った女性に、
僕はもう二度と会うことはないだろう。
例え会ったとしても、僕は忘れてしまっているだろう。

だけど、この嬉しかったって気持ちは
当分忘れないだろう。

どんな些細なことでも、
ありがとうって思ったら、ありがとうって言おう。
どういたしましてって言える自分でいたいし。

人って素晴らしいな。

僕はそんな風に今日思った。

世の中、どれだけ多くの人が傷ついているか

僕には到底計り切れないのだけれど、

だけど、僕はその瞬間、

心に明りがともった。


BGM//
ゆらゆら帝国
『ゆらゆら帝国のめまい』


 past    will


sk6 [手紙] [Ai to U]

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