| 2004年11月07日(日) |
俺は信じたいんだよ。 |
昨今の様々な事件を見てると、 犯罪の低年齢化が叫ばれている。
しかし、その犯罪の低年齢化は、 何も最近叫ばれたことではない。
むしろ、量としては変わっていないのだ。 「質」が変わったとはいえるかもしれない。
戦後、一番犯罪が多かった。 それは食糧難の為だ。
社会が再生していく上でその犯罪率も下がっていった。
また、犯罪白書なるものが作られたのも、 まだ50数年しかたっていない。
つまり、犯罪は増えていないとはいえるのだ。
その「質」に問題がある。
高校生に対するイメージがあまりよくない。 実際、4人に1人は薬物の誘いを受けていたりと、 受動的な意味でもあまりイメージがよくない。
犯罪の低年齢化とともに叫ばれている、 性の低年齢化。
命の尊さがなかなかわかりづらいのだろう。
僕はそれでも、高校生が好きだ。 年齢が近いということもあるだろう。 そして、高校生に今だつながりがあるからだ。
今日は、 第24回近畿高等学校総合文化祭を見に行った。
美術 工芸 書道 吹奏楽 器楽 演劇 文芸 合唱 放送 写真 日本音楽 囲碁 将棋 新聞
と、数々のテーマの中で、
三重 福井 兵庫 大阪 徳島 京都 和歌山 滋賀 奈良
の各府県が合同して行なっている。 今年はそれが三重で行なわれた。 ちなみに来年は福井で行なわれるのだが。
僕はその中でも、 吹奏楽の、司会の子が知り合いだったので、 出向いたのだ。
こんな行事があったことを僕は知らなかった。
上にあげたような文化に何らかの形で 携わってきたなら、 知っている人も多いのかもしれないが、 知名度は知らない。
最近、コレは運命なのか。 吹奏楽によく触れる機会が多くなった。
今日の演奏は質は分からない。 ただ、楽しそうに演奏をしていた。
僕は今のバイトが8時からある。 バイトに行く前に 「東京フレンドパーク」を昔見ていたことがあった。 いつもダーツの前でバイトに行くのが 名残惜しかったが、結構見ていた。 前に、そのゲームの中で、 今あるのか知らないが、 曲当てクイズみたいなのがあった。 クイズは二人一組で行なわれて、 一人はその課題曲を聞き、 正確に押すと音がなるパットの位置を覚え、 その鳴った音で曲を答えるゲームだ。
そのゲームの祭に、 曲を答える人は、ベース音だけを聞かされた。 素人には何の曲かわからないが、 パットを正確に押せなくても、 前に、ベース音だけで曲が分かった人がいた。
その時に回答者が言った。 「ベースは音のベースだから」と。
つまり、基盤という意味か。基礎? まぁそんなところだろう。
今日の吹奏楽の演奏を見ていて、 どう耳をすませても、 鳴らしているのは分かるが、 音がわからないものがあった。
当の本人は一生懸命ならしてはいるのだが、 聞いている側としては、 どうしても金管楽器の方が耳に入るし、入りやすいのだ。
でも、そのもし、音がなかったとしたら、 それはベースが無くなる・・・ ベースとまでもいかなくても、 その曲は完成しないのだろう。
それは、お味噌汁に七味を入れるような、 言わば「隠し味」的存在で、 何処かで、分からないところで、 意味をなしているのだろう。
そういう存在をずっと見ていると、 いかにそう言う存在が指揮者を見つめているかがわかる。
指揮者の前の方にいる金管楽器の方を見てみても、 たまに指揮者をチラ見するくらいで、 全くといっていいほど、指揮者を見ていない (コレはもしかしたら、僕に音楽的知識がないからかもしれないが。)
おそらく、「隠し味」はタイミングを見計らっている。
そして、僕から見た感じでは、 演奏している人が、ほぼ指揮者を見ている団体は、 とても真剣に吹いているように思えた。
歌と同じように、 下を向いて吹かれるより、 上を向いて吹かれる方が、 見ている側として、見る気にもなる。 (意味の分からない定義かもしれないが)
演奏をし終わった団体は、 頭をペコリと下げて、 いつも指揮者はニコリと笑っている。
演奏者はそうではない。 それも文化かもしれないが、 たまに笑っているというよりは、 満足感からか、喜んでいるような顔の高校生がいる。 とても輝いて見える。
演奏をただ、一つのことを必死にしている姿は、 とても魅力的に僕には見えて、 どの子もとても可愛く、そして美しく見えた。
人が群れをなすことには、 こんなとても素晴らしい意味もあるのだと思った。
僕は楽器を本格的にしたことはない。 あくまで素人で、全く知識もない。 好き勝手書かせてもらったが、
では、吹き手としては、どんな気持ちで 吹いているのだろう。
もう自分のことで精一杯なのが90%だろう。いや、 99%かもしれない。
でも、残りの0.8%に、 「聞いて欲しい誰かの為」 そして、もう残り0.2%が、 それだけでもいいから、 「今、偶然にも聞いてくれている人の為に」 吹いて欲しい。
自分の好きなものは好きになってほしいという気持ちを どうか伝えて欲しいと思う。
ただの自己満足ならば、小さい誰も聞かない何処かで 一人でやればいい。 団体でする意味を考えみるに、 それが現実的に不可能ということもあるだろうが、 それだけではないと俺は思うし、 それが魅力だろうとも思う。
人は自分のために強くはなれないのではないか。 誰か人の為に、強くなれるのではないだろうか。
どうしてもやりたいと思うのは、 自分がしたいと思うからだろうか。
僕は、僕はそんな風にあまり思ったことはないのだ。
この世の全てが愛ならば、 自分を愛する愛も必要だろうけど、 あまりにも一人では寂しいじゃない。
ご飯だって一人より、皆で食べた方が美味しいじゃない。
愛するものはやっぱり愛されたいじゃない。
その魅力を伝えられる人ってのが、 プロって意味もあるかもしれない。
今日の隠し味になっていた、あの女の子。 その真剣な眼差しに、 僕はとても幸せになれた。
今日司会をしていた僕の知人。 キミは風邪をこじらせ、 何回も失敗してしまったけれども、 でも、キミの一生懸命はきっと伝わったと思うんだ。
俺みたいな見かたをしている人が多いわけではないだろう。
だけど、見ている人は何故見に来ているのだろう。 正直、吹奏楽は聞いてる立場として、 少し暇だと思うのは僕だけか。
あ、知ってる曲って思っても、
それが持つのはわずか20〜30秒。
それは俺が深く入り込んでないからか。
見に来ている人は、
きっと、演奏者の「一生懸命な姿」を見に来ている。
演奏がうまかっただの、 間違っただのは、それは評論家に任せておけばいい。
必ず、必ずや伝わるはずだ。 思いは音にのっかって、きっと届くはずだ。
演奏し終わった後の、あの笑顔は、 きっと「満足感」を伝えているはずだ。
俺だけじゃない。
「世の中くだらない」
と言ってしまえればそれだけだし、 感動なんて別にしても何の価値もないっていってしまえばない。
どんな事にも、触れてしまえば 興味を持ってしまう僕は どうしようもなく曖昧な事しかいえないけど、
だけどさ、 やっぱ愛を探して生きていたいんだよ。
今日の演奏。 吹き手の気持ちは聞いてないからわからないけど、 俺はそう感じたんだ。
さて、アイツの音はどんな風に聞こえるのだろうか。 ってプレッシャーか。 いや、そうでもないか。 気にもしないだろうし、俺も期待はしていない。 いや、期待って言うか、期待はしてるけど、あれだよ。 俺は、俺を空気みたいに思ってくれればいいのだから。 ってか、正直今日の日記だけは見てないことを祈る。 何か恥かしい。
嬉しいことがたくさんあって、 またアクセが増えた。 皮のベルト(腕のだけど)とサングラスを買った。 もう体に何個アクセがついてるのか。 ピアスでも空けてみるか。って就職決まっただろお前。ってね。 次は腰に巻く皮のベルトだな。 つうか、風邪引いてまた痩せた。 もうお腹は出ていない♪少し出てるかも(笑 いや、気になるほどではない!!
俺は、どんな時代になっても、
信じたい。 この世の中、一生懸命が伝わらないわけがないと。
俺は訪ねたい。 この世の中で、隠し味のように、 世の中を楽しくしてるバカヤロウどもに。
俺は生きていたい。 結構、世の中おもしれぇもんだ。
俺は会いに行きたい。 それが、 幸せを届けるのが、 それが、メディアに携わる、俺の仕事だと思ってる。
見てろよ世の中。
もっと、目を細めるから。 もっと、心を耕すから。 もっと、頭を耕すから。 もっと、いい男になるから★
面白く、 ない 世の中を 面白く
がんばるどー
PS
三重大学の大学祭にも行ってまいりました。 特にコメントすることはございませんが、 医学部の寄生虫展覧会と、人体模型展が見たかった。
あと、ゴッ〇 (ちゃんと書くと検索されて見られそうだから いや、批判書いてるからではなくて、 なんとなく。恥かしいから。) っていう、 まぁヨサコイ団体があるんだが、 うーん・・・ 正直ちょっとまずいかな。 これからの活動がとても課題だと思う。 今のままなら少しまずいと思う。
あと、あまり心に残るものはなかった。 だけど、「祭」って感じはしたかな。
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