たまに寝たくない夜がある。

なんつうか、もったいないからだ。


例えば、２０歳の男性二人がいて、

一人は平均睡眠時間が８時間で、
一人は平均睡眠時間が６時間だとする。

つまり、１日２時間の差がでてくる。

一年で、２(時間)×３６５(日)＝７３０時間
２０年間で、７３０(時間)×２０＝１４６００時間

コレを一日に換算していくと・・・
１４６００(時間)÷２４(一日)＝約６０８日

一日たった２時間の差で、
２０年間で、１年と８ヶ月の差がでてくる。

１年と８ヶ月の差というのは、
学生においても、社会人においても大きな差だろう。



では、人生を８０年として、
私たちが生きる時間は、一年間で８７６０時間であるから、
それに８０年をかけると、７００８００時間。
簡単に言うと、７０万時間しかない。

７０万時間。

僕は２２歳だから、もう１９２７２０時間を過ごした。
約２０時間だ。４分の１は生きたのか。


前にこんなコトを聞いた。

「アナタには毎日、８６４００円のお金が銀行に
　振り込まれます。

　だけど、次の日にはその振り込まれたお金が、
　間違いなく０円に戻ってしまいます。

　アナタだったら、その８６４００円のお金
　全て使いたいと思いますよね？

　一日の時間を１秒＝１円で計算すると、
　８６４００秒になります。
　それはつまり、８６４００円ということです。」


「明日」ももちろん大事だ。
だけど、時間を有効に活用するということは、
どういうことか。
考えたい。

あくまで、時間はハードであって、ソフトではない。

簡単に言うと、
プレイステーション(ハード)があっても、
それに対するゲーム(ソフト)がなければ
意味がないということだ。

逆にソフトはあっても、ハードがない。
それもいけない。

ハードという名の器に、
どれだけのソフトを入れることができるか。

それが大事。


無駄なものなどないという意見と、
無駄なものがあるから「無駄」という言葉があるという
二つの意見があるが、どちらも正解なのだろう。

だっていつも「無駄」ってものは
俺っていう本人にどれだけ関わっているからだから。


そこで考える。
俺はどれだけ、世の中に興味を持って生きているだろう。

一度あげてみよう。
世の中に対する全てを１０００個にまとめられたとして、
(実際はもっとあるのだが)
一つの興味を０．１％で表そう。
つまり、興味１０００個で１００％って意味だ。


そうすると・・・
僕は３％に満たないかもしれない。

興味のほどにもよるかもしれない。
だけど、興味をもつということは難しいことでもある。


で、話を元に戻すと、
限られた時間の中で、いかに自分の今すべきことを
理解できているかがつまりはポイントだ。

ハードは時間。
ソフトが「行動」ならば、
行動は「興味をどれだけ持つか」に当然かかわってくる。

つまり、興味(ハード)の数だけ行動(ソフト)があるのか。


で、俺は今夜何をしていたかというと、

朝の５時くらいに何を思ったかいきなりバイクに乗り、
近くのコンビニでタバコとコーヒーを買い、

勝手に作った歌や好きな歌を爆唱して、
車のあまり通らない広い道を爆走し、
考えをめぐらせていた。


日が昇ってくる。
とても綺麗だ。
朝は早く起きた方がいい。
朝からとても綺麗なものが見れることは、
素晴らしいことだ。

普段見てる街並みを、真っ黒から、
光あるものへと切り替えていく。


毎日、何が変化するのか、
正直俺にもわかりにくい。

昨日の俺と、今日の俺で、変わったことなんてあんまりない。

しかし、コレは俺の場合だけかもしれないが、
物事を考え、自分なりに答えを得て、

テキトーな生活をしてても、
何らかの刺激を受けている。

小説、音楽、漫画、映画、会話、思考。

日々同じものなどない。
時間は次々に死に向かって、
針を動かしている。


価値あるものと、無駄なもの。

そんなものは、その時の俺の気持ちが決めてるんであって、
絶対的なものなど恐らくないのだろう。



この、でっかい太陽を、
世界中のたくさんの人が見てる。

皆、変わらずに、夜がきて、朝が来る。
その一連の繰り返し。

時間は、常に自分の気持ちと相対して動いていくから、
だから、他人とのすれ違いも否めない。
同じことをしていても、否めないだろう。

ただ、誰もが悲しみ、
誰もが喜び、

誰もがその繰り返しの中を生きている。


素晴らしいって思いませんか。


俺、旅をしてて初めて本当に気付けた。

世の中には色んな人がいると。

例えば俺が一番今不幸だとか思うことが、
いかに自分主観であるかと。


俺には今、愛する人がいない。
愛する人を探しても、
浮かんでくるのは決まって・・・

俺の愛する人は何処にいるんだろう？

いつかは会えるのだろうか？
もう会っているのだろうか？


この、我が身と相対的に流れる時間というハードと、
俺自身の行動であるソフトの狭間にいるのがそれか？



最近、毎日のように思うのだ。
別に笑われたってどうでもいい。
拡声器ででも叫んでもいい。

俺は、全てにおいて、愛を求めて生きているんだ。


誰かを愛するために、誰かに愛されるように。


その為にも、
今の自分が自分であることを認めねばならない。

受け止めねばならない。



俺が俺であるということの事実。
つまりはアイデンティティの完全なる確立。


それはとても難しいだろうが、
それを求めていかなければ。





なーんてね。
ちょっと今日は真面目に書いちゃった。てへ。
んー
ま、そんなこんなで今日も一日がんばりまーす。




BGM//
エレファントカシマシ/俺の道