喧嘩をした彼女に
sk「また今度は車でソッチに行きたいな。 でも、車で寝るから安心してね(w」
彼女「いいよ。家に入ってくれてもいいよ?」
sk「最寄の駅の名前ってなんだっけ?」
彼女「〇〇駅だよ」
sk「ちゃんと覚えなきゃ〜ごめんね」
彼女「来る時は教えるからいいさっ」
彼女の家は随分遠い。 ざっと130キロはある。 130キロ。 コレはいかんともせん遠い。 いつも僕らは真ん中であったり、してる。
喧嘩したことを話し合いたかったから、 僕は彼女に電話をしようと言った。 彼女の部活が終るのが21時だったから、 21時までに僕の気持ちを、メールを打った。 彼女の気持ちは昼間に聞いたから。
「別れよう」
まで話は進んでた。
返事は、電話で聞くといって、 電話をした。
俺からかけるといった。 いざ電話をするとなると、 手が震えた。 かける前、心臓がどきどきした。 50m走をしたくらいだ。 ドキドキした。
仲直りをしたけれど、 何かきまづいところがあった。
会いたいねって思った。 彼女も会いたいねと思ってたと思う。
今思うと別れるなんてただの 寂しさからからもしれない。
御互い寂しいもんね。 あんまり会えないもんね。 特に俺が寂しがり屋なんだろうな。 俺他のことにはあっけらかんとしてるのに、 キミのことになると、 どうも自制できないんだよ。
なんでだろね。 バカだね。
キミだからこそ、 僕は冷静にならなきゃいけないのにね。
僕たちは130kmはなれてる。
「車なら2時間ちょっとやーん」
なんてのは大きな間違いで、 車は一時間に信号やなんやかんやで40キロくらいがせいぜいだ。
「会いたいなぁ」 「会いたいね」 「実はさ」 「うん」 「今キミの家の近くのサークルKにいるんだよ」 「えっ」
もしも、別れたらそのまま帰るつもりだった。 もしも、また仲直りできなかったら、そのまま帰るつもりだった 納得できない話になったら会う。 それだけの為に行った。
この日は実習があって、 前の日は3時間しか寝てなくて、 本当に辛かったけれど、 キミのことが好きなんだって気持ちをどうしても伝えたくて、 覚悟を決めて行った。 事故してもおかしくないコンディションだった。 げんに、帰りはやばくて、 休憩取った。
この前の福井の500kmとはコンディションが違った。 あの日とは比べ物にならんくらい疲れてた。
会った彼女に 「もし、喧嘩したら、そのまま帰ってたん?」 「・・・うん。帰っただろうね。バカやろ?」 「そっか(笑)・・・(よしよし」
頭をずっとなでてくれた。 優しい彼女に、 僕は恥かしかった。
まるで、 帰省本能のある犬みたいな自分に、 久しぶりに会った彼女が可愛くて、 何か恥かしくて下ばかり見てた。
こんな俺を後輩も先輩も堂前も、 誰も知らないだろうなと思う。 でも、彼女の前だけ特別であれる俺が、 俺は好きだ。
「疲れたやろ?」 「うん」 「なんで来たん?」 「会いたかったから」 「そっか・・・(なでなで
後ろからそっと抱きしめてくれた。 頭がくらくらした。 恥かしさと疲れと自分のガキさに。
僕はなかなかダメだ。
いつもえらっそーにしてるくせに、 どうも彼女には弱い。 「スッピンなのが恥かしい」 といってたけれど、 近所の神社の大合唱がとてもうざかったけれど、 でも、 何かそれもいい感じのシチュエーションを作ってくれたりした。 可愛かったよ。 確かに眉毛は薄いかもしれないけれどね?(笑
キスした。 このまま剥いてやろうか! と思ったが、それはやりすぎやと思った。
汗がにじんだ。 彼女も汗だくだった。
「暑いのに、くっつきます」 と言って、離れてはくれなくて、 嬉しかった。
離れていると、 顔が見えないから不安なの。
メールなんていくらでも偽れるから、 不安なのよ。
電話ではキミの顔が見れないから悲しいの。
手紙では、文字しかないから キミが見えないの。
バカで寂しがり屋な 俺を どうぞよろしく。
本当に寂しがり屋なのです。 強がってるだけです。 ああ俺は強がりさ。 もうどうしようもない。 だってカッコつけたいもん。
キスをする前に、 キミの瞳が閉じた0.3秒間くらいの間に、 木に止まって脱皮している蝉がいた。 いつもは茶色の羽なのに、 脱皮してすぐの彼の羽は、 とてもキレイで透き通って、 描写することのできない 生命に満ちた色だった。
僕も この子どもな精神を
ちょっとは脱皮してみようかなと思った。
好きだよって何度も思いながら、 キスしてた。
柔らかかった♪♪♪♪♪♪♪
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