| 2002年12月12日(木) |
これ以上嬉しい「ありがとう」はない。 |
親父の誕生日が、13日で、 学校から帰ってきて、妹と誕生日プレゼントを買いに行きました。 俺は親父にそんなもん買ってあげたことないし、 (妹は親父にも母さんにもあると思う) でも、俺今年で20やし。 何か境目ってことで、買おうって思ってた。
実は俺の部屋には貯金箱がある。 前は違う目的で貯めてた貯金箱だったけど、 ある日から、親父のために貯めようと思った。
毎日50円100円500円1000円10円(笑)を財布からいれて ガラガラの音が大きくなると嬉しくて、重くなるとモット嬉しかった。
ある日数えてみたら25000円くらいになって、 前から考えてた一流のZIPPO(ライター)を買いたいって夢が 叶いそうになった。
そして、昨日、買ったのだ。 実際は7000円だった。 12000円が一番高いのだったし、 それに、妹と俺で一番気に入ったヤツが買ったやつだったから。 前に、買うってことを教授に言うた時も、先輩に言うた時も、
「値段やないよ。その行為自体が親は嬉しいんやで」
って。 だから、親父似合いのちょっと古こけた金色のジッポーを買った。 丁寧に包装してもらって、緑色のリボンを選んでつけてもらった。
小さな箱。大きいリボン。大きさよりずっとか重いソレ。
妹がカバンにいれようとしたので、 止めた。 リボンが崩れたら嫌やったし、包装紙がもし、汚れたら嫌やったから。
俺の下手すぎる運転で3点廻った。 俺も親父がライター買ったから、実は買った(笑 俺のは3000円の。 マーベラスって言う日本のメーカーのタンクオイルライター。 ちょっと珍しいかなって思って。 本当は部屋に灰皿ないから買おうと思ってたらすげーかっちょいいライター 見つけちゃったんだ(笑
いえに帰ると、親父は風呂に入ってた。 おかんが、 「あんたら、父さんの誕生日プレゼント買いに行ったんやろ?」 って言うた。 俺は 「違うで。コレ買いに行ってん」 と、俺の買ったライターを見せた。
おかんはうなだれてた(笑 父さんは風呂を出て、そのまま上にあがった。
親父に渡すタイミングが決まっていなかった。 だが、俺は12から13にわたるその瞬間やなって思ってた。 11時45分に親父の部屋に向かった。 ノックいて入ってみたら、親父が起きてた。 子「なんで起きてん?」(←最近大阪弁がトモダチのせいで濃くなってきた) 父「眠れやん」 子「次何歳のなんの」 父「48」 子「そかぁ・・」 父「47は、死(4)にな(7)やったけど、48は何やろ」 子「48はしあわせの48やろ」 父「・・・・はは。」 子「視野を広くのしやや!」 父「・・・。(映画みとる)」
親父は最近元気がない。 年やなぁとか連発したり、 飲む薬も多くなった。 眠れないと、睡眠薬も飲んでいる。 有名なハルシオンだ。 とてもきつい薬。
子「今年はどうやった?」 父「そうやなぁ・・・」 子「コレ今日買ってん。(俺の買ったライターを見せる)」 父「ほぉ」 子「ええやろ。ほれ付けてみ」 父「どやってコレ付ける?」
子「こや。」 父「・・・貸せ。」
子「そうそう。そうや。」 父「へー・・・」
子「あ、コレ使わんなったからコレあげよか?」 この時にあげようとしてるのは俺が今日ライター買うまで使ってた、 ジッポ風のオイルライター。 父「ジッポみたいやな」 子「違うで。100均やと思うよ。拾ったもんやし」 父「でも、こんなんもらっても落とすからなぁ」 子「ジッポーはもらっても落とす?」 父「そうやなあ。前も10万のエルメスのライターなくしたし」 子「へぇ、じゃーこのオイルライターはいらんねんな?」 父「うむぅ・・・」
子「そうか。いらんねんな?」
父「まぁなぁ。おいといて」
子「適当やな。」
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子「じゃーコレもいらんねんな?折角買ったのになぁ」
父「え?」
子「いらんねんたらええで」
父「えっ?え。え。買ってきてくれたんか?」
子「さっき行ってきてんや。エリと。」
子「でもいらんねんなー」
・・・(しまおうとする)・・・
父「い、いや、ちょ、っちょっと」
・・・(つかんで離さない)・・・
子「誕生日、おめでとう。」
子「48は幸せの48やで。 今年は幸せな歳になるさ。」
子「きっとね」
父「そうかもな。」
父「ありがとう。」
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