秋、そばにいるよ。
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煙を撒き散らす。
空は暗い。
たまには音楽もかけずに、
こんなコンクリートだらけの住宅の、
どこにいるかもわからない虫の音に、
耳を傾けるのもいいな。
煙を吐く。
いつか消えてしまうだろう火を、
知りながらも。
灰になり、消えていくもの。
もう、秋なんだね。
息が白くなるよ。
もう秋なんだね。
タバコ。
うん。
もう秋だ。
うん・・・。
眠りたくないな。
でも、寝るよ。
もう秋だ。
息か、タバコか分からないけど、
白く汚れたきれいな白い息を吐く。
僕は
「そんなもんだ。」
そう思って、タバコを入念に消した。
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