永久という名の瞬間
2004年07月28日(水) 未来のことを話したって

 何にも問題はない。
 ただ高校時代に戻るようなものだ。
 朝起きて、ご飯を食べて、オフィスに行って、働いて、帰って、寝る。
 数式で表せるくらい単純な人生を歩むくらいなら、私にでもできるだろう。
 毎日機械になりたいと願いながら、心が邪魔だと思いながら生きるのは、意外と上手だからね、私。
 

 母は私を公務員にしたいみたい。
 すくなくとも、『食っていける』から。
 
 公務員を馬鹿にするわけじゃないけれど。
 私は・・・毎日ひたすら淡々と事務をして、それのプロフェッショナルになるために日々勉強し、年をとるまで生きていくんだろうか?
 そんなことするくらいなら、いっそ、と思う。
「望むように物事が進まなくても、塞翁が馬になるもんだよ」
 父はそういう。
 たしかに私が望むことは、ただの我侭。一生勉強したいとか。学者になるために、留学したいとか。
「金を稼げるようになってから、自分で勉強してくれ」
 それは正論。
 だけどね。
 

 友達に「私、働くって無理だと思う」といったら、
「そんな感じがする」とすげなく返された。
 なぜか、嬉しいと思った。

 もうスグテストも終了する。

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photo by 東雲