永久という名の瞬間
2004年01月29日(木) 心に浮かぶ悪意は無視することが出来ない

 出逢った人は大切にしなくちゃいけない。
 たかが何十年の人生で、出逢える人数なんて限られているし、その中でも多く触合っていく人なんて数人しかいない。
 特に家族なんて、片手で足りる人数だ。

 だけどその人達に攻撃を仕向けたいという、私の中の凶暴な部分がある。
 どうにかしてその人を、再起不能になるまでに殴り倒してしまいたい気持ち。
 せめて、私を嫌いになるまで。
 
 なんでこんな気持ちになるんだろうなー。
 それは私が心の中で、「大切なものなんていらない」と思っているからだろうか?
 大切なのは、『私』という存在1個で充分、だと。
 正直、私は自分のことだけで精一杯で。他人なんてどうでもよくて。
 でも結局どうでもよくないから、私は私のことだけを考える事はできなくて。
 私1人だったら、とうに放棄していただろうこの人生を、続けていかざるをえなくなる。

 だから。根源を殴り倒してしまいたい・・・
 ・・・・・・・出来ないけど。

 いやだなぁ。
 一番感謝すべき対象に、私は悪意ばかり抱いている。
 ・・・こんなことに気づく時、自分がいかに下らない存在かが仄見える。

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photo by 東雲