早乙女記録

2002年04月11日(木)  大人失格

先日コヤタ氏から電話がかかってきました。



「ちゃんと食べてますかっ!?」



なんかもうBBSへのカキコミなんかじゃなく、ちゃんと声を聞いて確かめねばと思って電話してくれたそうです。
本気で、そらもう本っ気で!心配してくれていたらしく…、あまりの心配ぶりに私は驚きを隠せませんでしたっ。

「や、それなりに食べてますよ?ちゃんと…」
「ていうかね、日記のさぁあのジャガイモ発言はどうかと思うよ?」
「あー…………そうか???」
「しかもその後6合炊いたって…」
「毎日米とぐのめんどくさいじゃん」
「そんでアレ?ラップでくるんで冷凍?」
「うん」
「米くらい毎日炊こうよっ!」
「ただでさえ時間ないんだから省ける手間ははぶいていかないとさ」
「…そうかもしれないけど……もうね、湯がいたジャガイモに塩でもかけて食べてるのかと思うと…」
「塩じゃなくて塩辛かけて食べたよ」
「っっっっ!!!うあはははははははっっ!!…う゛っ!ゲフゲフっ!ゲホっゲホ!…あはっあはははははははっ!!」


むせたらしく苦しそうに咳き込みながらも笑いの止まらないコヤタです。


「…とにかくっジャガイモは良くないよ、ジャガイモはっ。それなら3日間カレーで過ごしましたっていう方がまだマシでしょう」
「ジャガイモ前の3日間は3食シチューで過ごしたよ?10人前くらい作ってね、弁当もシチュー持って行った」
「………そっか!」
「イモサラダも鍋一杯に作って毎日一緒に食べたよっ」
「なんだ、それなりに作ってるじゃん」
「そうだよ」
「だったらもっとそういうところアピールしなよ!ジャガイモはヤバイって絶対に!私じゃなくても心配だよっ!」
「そっかー……だからみんなから食べてますか?とか必ず言われるのかぁ…」
「水曜日休みだからさ、ごはん作りに行ったげるよっ」
「えっホント!?やったぁ!」
「かぐらん仕事終わった頃に行くから。洗濯ものとかあったらやるからさ、そのままにしておいていいよ」
「いや、そこまでは悪いし…ごはん作ってもらえるだけで有り難いようっ。なんかホントごめんなぁ…そんなに心配されていたとはさ…」
「ん、大丈夫だって」
「いい年した大人がこんなにも日々の食生活を心配されるってのはどうよ?」
「もう君を見てるとね、箱に入れられて川を流されていく子犬を橋の上から眺めている心境でさ…」
「ああー………そうか…そんな風なのか…」
「そんなかぐらんが大好きだけどねっ」
「アリガトウゴザイマス…っ」



そんなこんなで水曜日にごはん作りに来てくれました!

「ミートソース作ってきたんだけど、普通にパスタにする?それともジャガイモスライスの上にのせてピザ風にする?」
「ジャガイモ消費したいからピザ風でっ」
「わかった。それと野菜室一掃はスープにしちゃおうかと思ってね、ポトフでもする?」
「ポトフ!する!白菜だけど良いっ?」
「………えーと、大丈夫かな!中華風とブイヨンどっちが良い?」
「えーと、じゃあブイヨンで!」
「了解」


「まだしばらくかかるから好きなことしてていいよ」のお言葉に甘え、通販処理していました…。
この他にさつまいものコロッケも用意してきてくれまして、豪華メニューにバンザイですっ。
コヤタの母上が作ってくれた煮物とナメタケ1瓶とボロニアソーセージとかいっぱい持ってきてくれました。

もうね、すごい美味しかったですっ!腹一杯食べましたv
自分の家で誰かとごはん食べたのも久しぶりでした。
後片づけまで全部やって頂きまして……ホントに……ゴメンねっ……アリガトウ!アリガトウ!いくら言っても言い足りないです。
しかも原稿の進行があまり良くないコトを知っているせいか「じゃ、帰るね」と早々と帰ってしまわれました。
お茶も出さずに何やってんだ俺…!ホントに食っただけでした。最低。


メールやBBSで心配のお言葉や嫁立候補や家政婦志願のお申し出(笑)を頂いて、なんて皆さん優しいんだ……っ!と感動の連続です!
たとえ冗談でも本気で嬉しいんですっ。
人間って素晴らしいねっ!(俺は最低だがなっ)
優しさに支えられながら原稿がんばります…っ。


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