早乙女記録

2002年03月28日(木)  一軒家主

昨日、父上と母上と妹が出発しました。
ついに一人になりました。
さすがに広過ぎですね、一軒家は。


見送りのときにはホントにたくさんの人たちが来てくれました。
ホントにビックリ人数でした。
さすが34年も住み続けた交友関係だと思いました。
母上は泣きそうでした。というか泣いてました。母上の友達も泣いていました。
来てくれた人たちに最後の挨拶をした父上の声は何だか少し震えていた気がします。


そして私は二階から一階への一人引っ越しです。
とりあえず、机とパソコンだけは移しました。
今は資料や雑誌類を徐々に移動中です。階段を何十往復もしています。
服はまだそのままなので、着替えるためにわざわざ二階へ行かねばなりません。
すべて終わるのはまだまだ先の様です。


みんなが居なくなって最初の晩御飯。
母上が作り置いてくれたみそ汁と冷や奴とお隣さんから頂いたいなり寿司を食べました。
炊飯器に残っていたご飯は、腐ったら困るので冷凍にしました(教訓を生かして)





さて、数日前の出来事です。
妹からすごいプレゼントをもらいました。

「(ニコニコしながら)良いものあげるよ」
「なんだよ?」
「はい、コレv」

掌にのせられたのは、光り輝く 銀蠅の死骸 でした。

「……これが良いもの……?」
「だって好きでしょ?虫っ」
「ああ…まぁ…ねぇ…」
「コレ見てまた虫の絵描きなよっ」
「ああ…うん、そうだな…」

銀蠅は今も小さなプラスチックケースの中で静かに眠っています。


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