薄曇りの空の下、サラサラと降りかかる雪を見上げていた。
辛うじて短い呼吸を繰り返す。
数分間、俺は動くことすら叶わなかった。
ようするにすっ転んだんですよっ! 恐ろしいくらい見事にねっ!
朝、いつものように家を出て三歩目には地面に寝ていました。 玄関先には立派な隠しリンクが完成していました。 たとえサラ・ヒューズであろうともコケるに違いないです! まるでマンガの一コマのように視界が回転しました。
そう、またしても尾てい骨を打ったんですよっ。コンチクショウ。
とりあえず、痛みを堪えつつ仕事へ行きました。 だんだんと痛さもバージョンアップしていきやがります。 なるべくそっと歩き、イスに座るのも慎重に。
(痛ぇ痛ぇ、ケツが痛ぇ…っ) (なんだって朝っぱらからこんな目にあってるんだよ…) (あー…ゾロにバックバージンを奪われたサンジはこんな感じなのかなー) (あっはっはっ、こりゃ大変だなぁ)
痛みのせいかとてつもなく阿呆な思考が頭を巡りました。 痛いケツを抱え涙に暮れます。
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