職場の給湯室の窓に外側からバッタが張り付いていた。 普段見えない腹側が丸見え。滅多にお目にかかれない虫アングルに心奪われ、しばし観察。 胸からのびた足が窓ガラスを掴み、腹の部分は波打つように蠢き、 触覚で辺りを伺いながらゆっくりと歩いていた。 「すげー太い後ろ足、これがあのジャンプ力を生むのかー」 なんて思っているとバッタは動きを止めた。腹が大きく波打つ。 次の瞬間、尻の先から茶色い液体が飛び出した!糞だ!バッタの糞だ! 俺は今すごい瞬間に出くわしたと思った。 奴のとてもプライベートな部分を目撃してしまった。 一仕事終えたバッタはまたゆっくりと歩き出し、外壁をつたい何処ぞへ旅立って行った。 生命の息吹を感じる出来事だった。
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