□■スペア■□
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今日も 途中のコンビニで待ち合わせをして 少しだけ逢った。
彼の車に乗ると 赤いバラの花を1輪差し出す。
かわいい(^-^) けど、何これ??? 今日は、何でもない日よね? 色々考えてみるけど、やっぱり何もない。
『会社に届くから、さすがに置ききれなくて持って帰れって言われたから。』
そっか、そっか。 今いっぱい届いてるんだよね・・。 ふと、助手席に目をやると・・ 花束。
「これは、誰に?」
もちろん、奥さんに。 わかってて聞く。
『家にだよ!』
「奥さんには、こんな大きい花束なのに、acoのは、1輪だけ・・。」
『もっと大きい花束だったのをこれだけに社員がまとめてくれたんだから。 俺が作ったんじゃないし。 家のには、バラは入ってないんだよ。 acoのは、俺がこっそり1輪だけ取っておいて作ったんだからね。赤いバラ。』
想像するとおかしい(笑) 1輪だけのバラを ちゃんと枯れないように水を含んだティッシュとアルミで包んである。 これ、彼がしてくれたのね(^-^;
ちょっと嬉しいけど、 わざと怒って言う。
「それでも、差がありすぎー!」
『もう!(笑) 奥さんと比べるなって言ってるでしょ!』
「でもぉ・・。」
愚痴言い続ける私を遮って
『ほら、帰るよ。』
キス。
「もう・・・。」
ほんとは・・ 嬉しかったんだよ。 ありがと。
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