□■スペア■□
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大げさかもしれないけど。
私にとっては、
《運命の日》
姫の入学式
貼り出されたクラス分け
どきどきしながら、まずわが子の名前を探す。
姫にも一緒に探させて。。
「あったよー!」
次は・・・彼の娘の名前
探すまでもなく・・・
その数行下にあった・・・。
同じクラス・・・。
運命って。。
彼にすぐメールした。
<マジ?>
<マジに決まってんじゃん!>
式では、斜め前に奥さん座ってたし、 クラスに入ってても近くに居て、どきどき。
奥さんは、私のことなんて知らないんだから、 って言い聞かせて。。 意識しないように。。 見ないように。。 知ってる母たちと話して気を紛らわせる。
もう・・ こんなのヤ!! 来週早々には、参観日もある。。 やだよぉ・・・。
夜になって、仕事帰りの彼から電話があった。
『指輪してなかったでしょうね。 あと、携帯のストラップ』
「大丈夫。でも・・どうしよう・・・。」
『それが、acoの悪いとこ! そうなったらなったで、その場合の最善策を考えればいいの』
「だから!どうするのー?」
『まずは、子供たちが仲良くなるかどうかだね。 それから。』
「わかんない・・。」
『もし・・仲良くなったりしたら・・ acoも奥さんと友達になればいい。』
「そんな、辛いことさせるんだ・・。」
『そうなったら、そうするしかない。』
やだよ・・・。 そんなの無理。
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