□■スペア■□
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2003年02月22日(土)

彼から仕事終わったって電話をもらった。

待ち合わせのバス停に着いて、ふと振り向くと彼が後ろにいた(^^;)
開口一番

『何、その髪!』

怒ってる・・・。
いつもはバスに乗ったら隣に乗せてもらえるのに、
今日はダメだって。。
バスを降りてからもずっと話してもくれない。
後ろも振り向かず、すたすたと歩いて行く。
店に着いて、やっと声を聞いた。

『せっかく伸ばしてたのに、何で切ったの!』

「前髪切ってもいいって言ったじゃん。」

『言ってない。』

「うそだ!言った。酔ってたけど・・聞いたもん。」

『嫌いなのに、言うわけない。』

「似合わないんだもん!
 奥さんと一緒なのも嫌なの!
 じゃあ、髪変えたら、私まで嫌いになるの?」


『奥さんと一緒にしたいんじゃない!
 俺の好きな髪にさせたいだけ。
 じゃあ、acoは、俺の嫌いな髪にわざわざするの?』


「似合わないもん・・・。」

『似合うか似合わないかは、俺が決める。』

「嫌なの・・。」

『俺が嫌いでも、するんだね。』

「似合わない。」

『わかった・・。じゃ、帰りな。』

今夜は共通の友人のライブに行く予定だった。
それなのに、
彼は、帰れって言う。。

「どうして?」

『いいから帰りな!俺は行くから。』

そう言っていなくなった。
もう始まる。
ほんとに私は連れて行ってくれないんだ。。
私はそのまま動けず・・そのビルの階段で座り込んでいた。
どのくらいだろうか・・・1時間も経ってないかな。
やっぱり彼と話しなきゃ
エレベーターに乗ろうとしたら、彼が居た。

でも黙ってるだけ。
怖い顔して私を見てる。
こんなことで・・
何で・・
ぐるぐるいろんなこと考える。
涙もでてきた。

『aco!』

返事しない私を置いて、エレベーターで降りて行った。
帰っちゃう!
前に一度置いて帰られたことある。
慌てて階段を駆け下りる。
雨の中外に飛び出したけど、彼の姿が見えない。
どうしよう・・・。
電話した。
でもすぐに切られちゃった。
何度もかけ直す。

「どこにいるの・・・」

雨の中電話をかけながら彼を探す。
何度目かの電話をしながら、ふと振り返ると・・彼がすぐ後ろに立ってた。
よかった・・・。
やっぱりダメだ・・・
私が謝らなきゃ・・・。

「ごめんなさい・・rikuの言うとおりにする・・・。」

少し考えて、ため息をつき・・
店に戻るように私を促す。無言でついて行った私にドアの前で振り向いて言う。

『暗くなるんじゃないよ!』

その後は、いつもどおりだった。
飲んでてもいつもの彼。
今さっきの出来事が嘘のよう。。
なんとか許してくれたんだ。

前髪切るんじゃなかった。
自分的には若く見えるようになったと思うんだけどな・・
お店のお兄さんは、今の方がいいよって言ってくれた。

確かに。。
少しパーマをかけたのはちょっと失敗だったと思ってるけどさ。

そんなに怒ると思わなかった。。


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