□■スペア■□
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朝10時過ぎに電話が鳴る。 ん? 昼過ぎだと思ってたけど・・・ 『仕事の電話で起こされた・・。 誰も捕まらないって、俺のとこにかかってきた・・今向かってるとこ。』
って事は・・・。 予定狂ったかな。 暫くしてまた電話
『なんとか大丈夫みたいだから、帰ってる。 ただ、奥さんに言われたからさ、出掛けるかもしれない。』
「そっか。。」
『時間取れないかもしれないからさ、一目だけでも顔見ようと思って。 裏に着けるから、珈琲作って来て。』
「珈琲??今?」
『朝、飲めなかったんだもん。 acoもまだ出られないでしょ?もう時間ないし。。』
うん・・まだ姫迎えに来ないから・・。 すぐに珈琲作って水筒に入れて、カップ持って降りた。
『車の中でマグカップで飲んでるのって変だよ(笑)』
「だってー水筒の蓋よりいいかなぁって(^^;)」
久しぶりに顔見た。 10分くらいかな。。 ちょっと話して、車や人通りが無くなるのを見計らって・・KISS。 離れようとしたら。。もう一度。 う・・・ 繋いだ手を離せない。 それでも何とか手を離して、車を降りて手を振る。 嬉しいけど・・辛い。
涙こらえて部屋に戻るとすぐにチャイム 姫を迎えに来た元旦那。 ぎりぎりだったみたいね(^^;) 姫を渡したら・・さ、何しよ。。 虚脱感。 お昼だけど、食べたくない。
その後、なんとなく思い立って、クッキー作り始めた。なぜだろ(^^;) 型抜いて、オーブンに入れようとしてた時、電話。 彼から。 『どこ!』
「部屋だよ?」
『出掛けるよ。降りてきな!早く!』
もう!!! 何ー!! 急なんだから。
「買い物?」
『うん。すぐ帰らなきゃいけないけどね。』
そっか・・・。 でもいいや。 今日はもう無理だと思ってたもん。 嬉しかった(^-^) 後部座席から彼を見つめる。 ずーっと見てると、気付いて 『何!』 って怒りながら、笑ってる。 嬉しい。 お店でもそんなに側には居られない。 着いて行くくらいだけど。 それでも一緒に居られるのが嬉しい。
いくつか店回って、もうタイムリミット。 出掛けなきゃいけないからって・・。
家まで送ってくれて、 彼が振り向いて私の方に近づく。。
『もう・・今日何回KISSしてんの。』
意地悪な笑顔。 そして、またKISS・・。
手を振って別れた。
「じゃ、また夜ね。」
ほんとに少しの時間だったね。 でも、 rikuの姿見れて、 触れられて、 笑顔も見れた。
逢いたかったんだもん。
嬉しかった。。
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