□■スペア■□
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2002年09月11日(水) 心配かけてます。

昨日、彼を送って行って、近くで降ろした。
KISSの後、手を繋ぐ。
車を降りて、一度手が離れる。
けど、また私の手を取る。
ふたりで手を伸ばして、指先が離れるまで・・見つめ合う。
いつも同じ。

手を振って、車を出した。
彼の家の前を通った。
今日は、寝てるみたいだね、奥さん。。
ほんとに信用したんだ・・彼の事。
『うちの奥さん、だまされやすいタイプだから・・
 俺がこうこうでってきっぱり言い切って説明したら、信じてた。
 もう疑ってないからね。。』


素直なんだ。。

やっぱり別れは辛くて。
車を停めて、そのままぼーっとしてたら、
電話が鳴った。
彼から・・何だろ。。
「はい」

『あ、H!俺さ、そこのテーブルか椅子に財布忘れてない?』

Hさんに?
一瞬、間違えてかけた?って思って・・あ!違う。
助手席を探ると・・・
彼の財布。

「あるよ。。」

『うん、じゃ明日仕事中に取りに行くから。』

Hさんにかけるふり。。奥さんやっぱり起きてたんじゃん・・・。
そのまま寝てしまった。


朝、彼にメールした。
<財布ないと、困るんじゃないの?>

すぐに電話が鳴る。
「やっぱり、奥さん起きてたでしょ・・・。」

『寝てたよ。』

「じゃ、なんで電話Hさんにって装ったの?」

『家吹き抜けでしょ。聞こえるじゃん。夜だし。。
 念のためだよ。』


「どうする?昼はお弁当作って貰ってるからいいの?」

『違う!!困るよ。昼飯買ってるんだから。』

「今、どこ?」

『会社行ってる。ってか、もう着くとこ』

「そっか、どうせ休んでるから、持っていってあげてもいいけど・・・会社は無理だし・・」

『じゃあね・・・12時ジャストくらいに会社近くのコンビニ』

お昼に持って行ってあげた。
でも、会社の近くだし。。
雑誌を見てる彼にさりげなーく近づいて、そっと財布を渡す。
そのまま通り過ぎて、私は、ジュースを買いに。。
ジュースを見てる私の前をわざと通り過ぎて彼はお弁当を見てる。
ちらっと私を見て、お弁当を手に取り、お菓子の通り?
私は、ジュースを選んで、買ってそのまま出た。
彼が後から出てくるのを少し待って、彼の少し後ろをついていく。
会社の前で別れた。
少しだけ目を合わせる。
一言も話さないで。。

ちょっぴり寂しいけど、逢えただけで嬉しかった。
帰ると、彼からメール。
<ありがと>

うん(^-^)
それで十分。

でも、今日も、ちゃんと帰りに電話くれたね。
『今日は、奥さんが、俺がもう会社出てるの知ってるからさ。。言い訳の為に・・ゲーセンで』

無理しちゃって。。

何か持って帰らなきゃって、
同じ物2つ取ってくれた。
1つは、彼の家の子供に。1つは、うちの姫に。
後は、車で話して。。
また一緒に帰ってきた。
ありがと。

『また明日、○○で』

やっぱり来てくれるんだ。
心配してくれてるんだよね。。
最近は、スポーツクラブにも行けてないでしょ。
晩御飯もいつも遅くなっちゃうね。
ごめんね。。
早く治すから。


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