Desert Beyond
ひさ



 大通りに陽があたれば

朝ふと夢の世界から現実に。
カーテンからもれる光から曇りだなと思った。
天気予報では晴れだったはずなのに。
喉がいたいな、やだな、と思いながらまた夢の世界に。
次に起きたら光が晴れてると言っていた。
起きてカーテンを開け放って
まだ寝ぼけ加減だったけど洗濯機に洗濯物を入れた。
ピザトーストを作って珈琲を淹れた。

まるで肌を刺すようなピキーンと凍った空気。
真っ青な空に真っ白な雲。
冬の雲は氷の粒のかたまり。

中学三年生の生徒があさって私立高校の受験。
クラスメートに聞いたら
この街では一応エリートコースというか
なんというかそんな感じの進学チョイスだって。
確かに頭がキレて僕とは全く違うタイプだなと思う。
あさっての私立、合格してくれるといいなぁ。

ピチカートファイブの企画ものカバーアルバムを
久しぶりに一曲目から通して聴いてみた。
リップスライムのノンストップトーキョーが
なーんだか癖になってしまう。
もちろんキリンジの陽の当たる大通りもいい。

はぁ。なんだか心に堆積してる沢山のことは
あまりに色が混ざりすぎてしまって
自分でもよく何が混ざったのかもわからなくなって
何が憂鬱なのか心に影を投げかけるのか
負担になっているのかわかりづらい。
とにかくあれだ、ぼんやりとした不安、ってやつだ。



2006年02月04日(土)
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