Desert Beyond
ひさ
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朝未だき
ちゃんと3時半に起きた。
珈琲を淹れた。濃い目の。
寒いからパーカーの上から
だぼだぼのパーカーを着てみた。
あったか。
指はまだ冷たい。
午前4時半頃に海から船の霧笛が聴こえる事が多い。
濃紺に空気が堆積する
かすかな寝息だけが聴こえる
街の沢山の部屋の夢に
霧笛は邪魔のないように低く響く。
砂漠の街の夜汽車の音のように
未明に響くその音は
この先長く記憶に残るんだろうな。
珈琲をもう一杯。
静かな音でサイレンの歌を流した。
2006年01月26日(木)
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