天使のながばなし
maki



 心をあたためるもの

梅雨入りを前に身体が重い。
湿気が押し寄せてきてるのが分かる。
久しぶりにゆっくりした一週間だった。
ダラッとしたとも言えるけど。


一時期私を苦しめていたものが、
今は私の心をあたためる。
人が大切にしているものの話をしている時、
とても優しい空気が流れる。
愛おしくて、両の手の平を丸めて大事に包んでいるみたい。
また、空を自由に飛び回る尾の長い綺麗な鳥を、
いつまでも見ているみたい。

うっすらした切なさはなんだろう。
懐かしい感覚に似ている。
嫌な感じじゃないんだけど。

何に動かされたのか今ならよく分かる。
正しかろうが正しくなかろうが、
人を踏みつけて押し通すことがいいわけない。理屈抜きに。
でもそこを通って、そこじゃないところに来れたわけだから、
大きく見れば動かされてきたものは同じなんだ。

あなたの大切なものも、あなたの大切なものも、
きちんと感じられてよかった。
だから私の大切なものもちゃんと感じる。

あなたの大切なものは私の大切なものです。
私の大切なものもあなたの大切なものです。
いつも心をあたため続けてくれるものです。



2005年06月10日(金)
初日 最新 目次 HOME


My追加