天使のながばなし
maki



 

桜は咲き始めて天気はよかったけど、
今日はまだ寒い。

心が穏やかで幸せな時、
苦しんでいた時のことを思い出すと、
いったい心のどこが違うのだろうと思う。
どちらも私の心なのに。不思議だ。

「美の巨人たちSP」を見た。
プルシャンブルーとゆう『青』について、
北斎、ゴッホ、ピカソなどを取り上げてやっていた。
漆黒の青とゆう感じの色だった。
濃紺のベルベットのようであり、
すうっとのばして光を帯びると姿を変える。
ピカソのエピソードで、親友が自殺したのをキッカケに、
独自の青の時代が始まったとあった。
芸術は、しばしば悲しみを含んでいる。
それも悲しみを肯定する方向で。
幸福や光であっても、
闇を越えた部分での表現のような。

私は『青』が好きだと思った。
それも濃い深いプルシャンブルーのような青が。
それは力強い悲しみの色のようだ。


2004年03月27日(土)
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