日々の駄文。
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うちには子供のような祖母がいます。 昔から何事も横暴で、傲慢で、誰かを女中の様に従えて生きてるような人だったのですが、 最近ではそれに老人性の痴呆症も混じり、手の施しようがありません。
水は出しっぱなし、戸は開けっ放し、時にはガスコンロが付けっぱなし。 人の言うことも自分の言ったことも、自分がしたことも忘れています。 しかし体は丈夫な様で、私以上にモノを食べて、ケロッとしています。 その上、言うことは『イッチョマエ』なのです・・。
小さい頃からこの家庭環境に生まれ育ってきて、 祖母の存在は重たく私にのしかかっていて、 もし祖母がいなかったら、私の人格形成は全く違っているような気さえする。
そんな祖母の息子、私の父、は従順な祖母の家来です。 祖母にとって、優等生で出世頭で、自慢できる大事な大事なかわいい息子。 (↑うちの父はマザコンではないですよっ!) 私はそんな父が大嫌いでした。 本当は自分の母親のことを嫌いなくせに、本人には何も言わない。いや、言えない父を。
しかし先日、そんな父が祖母に面向かって マジギレしてるのを目の当たりにしました。 普段怒らない父があんなに怒っているのを初めて見て、 ビックリして怖くなったと同時に、なんだか悲しくなりました。 お父さんもいろいろ溜まっているものがあるんだなー、って思ったら すごく泣けてきました。 私も我慢強い方ですが、父はそれ以上です。 愚痴などこぼさないで、だからと言って、ギャンブルや酒や女にはまるわけでもなく、夫として父としてサイコーにいい人でないかと思います。
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