誰にも言えないけれど・・・ 最近、Iボスの事ばかり考えてしまう。 Iボスとは、今月でほとんどお別れも同然だ。 違う職場へ行ってしまう。 考えていると、寂寞の想いがこみ上げてきてしまう。
たったの1年間だったけれど・・・・実質一緒に仕事をしたのは10ヶ月位。 とても短い間だったけれど、Iボスと一緒に仕事をして、 自分の仕事に対する意識がとても変わった。
Iボスはとても不思議な方で、ゆっくり動いて見えるのに、人一倍仕事をこなしている。 それは、周りを動かす事がとても上手なのだと思う。
人を動かす方法として・・・考えられるのは、 強い権力。権力によって、動かざる負えない状況に追い込む方法。 もう一つは、心を掴む。心を掴まれる事によって、自ら動かされる方法。
Iボスの場合は、後者の方法だ。権力を行使する事は決してしなかった。 「Iボスの為ならば、最大限の協力も惜しまない」って気持ちにさせてくれるので、 皆が知恵を振り絞って、Iボスを支えていく。 優雅に水面に浮かぶ鳥の足のようになって、皆が動き回るのだ。自ら。
自分一人で抱え込む事無く、それぞれのプロ達を信用し任せてくれる。 任せられる事は、とても責任重大だけれど、頼りにしてくれる事がとても嬉しかった。 そして、やった事に対しては必ず感謝して褒めてくれた。
そんなIボスの態度は、意欲を引き出してくれるし、自立心も芽生えさせてくれる。
Iボスと一緒に仕事をする事が出来て、本当に幸運だった。
でも、さようならだ。 もっと一緒に仕事をしたかった。 もっと色々な事を教えて欲しかった。 もっとIボスの役に立てるように、もっと時間が欲しかった。
ここ最近、何度も夢にまで出てきてしまうから・・・ 私の潜在意識の中でIボスとの別れに相当参っているのだろう。
でも、そろそろ受け入れないといけない。 そんな簡単に割り切れないけれど。
Iボスが私に残してくれたものは、きっと私自身の中にある筈だ。 残して下さった事や、この気持ちを、ずっと忘れないようにしていきたい。
有難うございます。 さようなら・・・
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