独り遊び
〜破片がみえますか?〜



2006年01月17日(火) 1・17

今日はニュースが目まぐるしい。

証券取引法違反事件で、堀江貴文社長のライブドアが強制捜査とか、
耐震強度偽装事件で、ヒューザーの小島進社長が証人喚問とか、
幼女連続誘拐殺人で、宮崎勤被告が最高裁で死刑判決とか・・・

そして、本日1月17日は・・・
阪神淡路大震災が起きてしまって11回目の追悼日です。

テレビでしか見た事が無かった悲惨な光景だけれど、
爆弾が落とされたかのような崩れた瓦礫の山や、燃えさかる家屋。
呆然と立ちすくむ人々。下敷きになった人々。
そんな悲惨な11年前の面影は、今は全く感じられなかった。

先週、神戸に行った時、ひろさんのお父さんが
「震災の事は覚えている?もう、皆の記憶からは消えてしまってるんだろうね」
と仰っていた。

私みたいな関東人にとって、阪神大震災も、イラクの戦争も、ニューヨークのテロもきっと同じなのだ。
当時は、とても衝撃を受けるけれど実際にその場に居ないものにとっては、
ひとごとになってしまう。

きっと私も、友達とのメールや、今晩のおかずや、授業をサボル方法など
自分に今起きている事の方が、大切だったのだろう。

ひろさんのお父さんの言葉に、
「ひろさんに出逢って、震災の話を聞くようになってから自分の中でとても大きな事になりました」
って、正直にお返事をした。

ひろさんのお父さんは、商店街でお店を経営されていたから、
当時は地元の皆様と協力し合いながら、家族を守りながら復興に全力をかけていたそうだ。
そして、今現在も進行形。
まだまだやる事は沢山残されていて、復興に向かって熱い気持ちを語って下さった。
私にとっては11年前の震災だけれど、地元の方々にとっては今も続いている現実なのだ。

私などは、その苦労を微塵も分かる事は出来ないけれど、
「関係ないや」と無関心でいる事はとても恥ずかしい。
世の中に起きてしまった様々な事件や事故に関心を持って、
自分なりの考えや意見を持てるようになりたい。


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