〜 女房の呟き 〜
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安住の地
さぁ、おいで。彷徨える者よ。
お前を慈しみ、護ってやろう。
ここは安住の地。
ここにあれば、
お前の弱さもだらしなさも、即ち、
お前が紡ぐ愛しい風景となる。
安らかにお休み。
けれど、夜が明けたら、
再びの苦悶がお前を襲うことだろう。
でもね、怖がらなくていいのよ。
それは、この地に注ぐ雨のようなものだから。
2001年12月19日(水)
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