卒業しました。
まだまだ、実感沸いていません。 ただ、漠然と、 明日から、もう制服来て高校に行くこともないんだな、とか、 あの教室でみんなと授業受けたり、お弁当たべることもないんだな、とか
いつもの坂道下りながらしょうもない話をしたり 時には愚痴だったり 時には罵りあいだったり 時には恋の相談とか(常にされる側)だったり 時には笑い話で大笑いしたり
そんな風景は、もう二度と見ること叶わないんだな、と思うと
ふと、淋しさがよぎりました。
主任の先生が男泣きしてるところ、とか 担任の先生の、冊子を持つ手が震えていたところ、とか 卒業生総代の子が読んだ答辞、とか
どれもこれも、この日にしか見ること聞くこと叶わぬことで
この瞬間が永遠に続いて欲しい
が、正直な感想だった。
「私は、今日朝から悲しかった」
という、担任の言葉が心に残っていて
嬉し悲し
終礼時に大切な連絡をし忘れて連絡網で慌てて回してきたり、 配布物を配り忘れてわざわざ休み中に郵送してきたり、 そんなドジで、お世辞にも頼りになるなんて言えない担任だったけど
でも、なんだかんだ言ったって、わたし達は担任が大好きだった。 なんか、憎めなかった。
から、最後の終礼ではみんなで 一番クラスでの思い出がつまっている、去年の合唱コンで歌った曲と 海援隊の贈る言葉を歌って
音程とか、リズムとか、もうバラバラだったけど
とても、暖かかった。
から、大好きだと思った。
クラスのみんなが、学年のみんなが、先生みんなが、学校全体が
大好き、だと思った。
口は悪いけど、人一倍心配性で涙もろいなのあ。
頭良くて、いっつも罵りあいながらじゃれあってた悪友Kちゃん。
塾でも一緒で、しょっちゅうハラハラさせてくれた貴十。
部活を一緒に盛り上げて、同時にゲーム仲間でもあったM。
去年、わたしのために恐ろしい強制補習を行ってくれたS崎先生。
いつも笑いながらわたしをからかったY澤先生。
不気味な笑みがわたし達を怖がらせたおしゃれなH川先生。
その他大勢の、個性豊かな友達、先生、後輩達。
ありがとう
ありがとう
そしてわたし達の友達、さくらんぼちゃんへ。
また、会いに行くよ。
わたし達が、学園からいなくなっても
あなたは、ずっと学園にいる。
でも、わたし達といつまでも一緒に、成長し続けよう。
文化祭、とか 成人式、とか
会いに行きます。
わたし達は、ずっと繋がっている。
なぜなら、わたし達とさくらんぼちゃんは、ずっと友達だから。
平成15年三月十五日、K華学園第三十八期生、卒業。
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