今日、バスに乗っていたら　２〜３歳ぐらいの女の子と母親が乗ってきた。暫くすると　その女の子が飽きてきたのか　座席から立ち上がった。当然母親は「危ないから、ちゃんと座ってないとダメだよ」と注意した。

すると女の子は小さいながら　とても口が達者で「何で　座ってなきゃいけないの？」と反論する。母親が「座ってないと　倒れるから危ないの」と説明しても「イヤ。立ちたいんだもん」と女の子。すると母親は「そんな事しているとパパに言いつけるよ」と言うと　女の子はパパには言わないで欲しいと言った後、吐き捨てるように、「この、イイカタメ！」と言った。

ん？イイカタメ？何だ、その『イイカタメ』とは、と不思議に思って聞いていると　その母親自身も「イイカタメ？わけわかんない(笑)この子は。」と言った。しかし女の子はまた「この、イイカタメ！」とムッとして言った。しかも何度も言った。

イイカタメ、いいかタメ、良い固め、Ｅ型目。なんかー『イイカタメ』が台風の様に渦を巻いて発達して　私の頭の中を通り過ぎて行く。そうこうしているうちに、『イイカタメ』と言う謎の言葉を残して　親子はバスを下車した。

私と娘はバスを降りて『イイカタメ』について　検証した。母親の『言い方』が気に入らないので、「この、言い方め！」となった説が有力。まぁ、真相はともかく　取り合えず　怒った時に言ってみようと言う事になった。

新しい物好きの私達親子は、早速　その夜の親子喧嘩の時に「この、イイカタメ！」「何よ、このイイカタメ」「そっちこそ、この　イイカタメ」とやり合ったのは言うまでも無い。